グレートインパクトはないが

Z4は順当にCPUなどの基礎体力を強化したという印象で、実に快適に使えるのだが、スマホマニア的な人には、さほど大きいインパクトはないかも知れない。

個人的には、AV機能が今まで以上に磨き込まれ、ソニー的になっているという印象がある。ソニーの最新技術であるLDACに対応したことなどはナイスだ。

そんなLDACもいいが、イヤフォンの自動最適化技術を搭載したことは、より重要なチェンジだ。ハイレゾオーディオなどは、まだまだオーディオ好きの人を中心に注目されているものであり、多くの人にとっては「ハイレゾはいらん」というような風潮がないではないので、普通のユーザーがよりいい音を聴けるようにした意味は大きいと思う。

より多くの人のためのスマホとして生まれ変わったZ4はXperia Zシリーズの大きなターニングポイントになるかも知れない。

(記事提供: AndroWire編集部)