しばらく深煎りの珈琲の香りに身を委ねた後、喫茶店を出て山下公園へと向かった。喫茶店で着けたsmc PENTAX DA L 1:4-5.6 18-50mm DC WR REのズームリングを力任せに捻る。沈胴式の前玉がぐっとせり出す。キットレンズながら防滴性能を持ち、DCモーター内蔵で駆動が静音・高速、クイックシフトフォーカス対応で使いやすく色ノリも良い、とまさにK-S2にはぴったりのレンズだ。バリアングルモニターを開き、蒼い薄暮に浮かぶネオンサインをライブビューで気ままにスナップしつつ歩いていると、氷川丸の正面に出た。

smc PENTAX-DA L 18-50mmF4-5.6 DC WR RE 換算75mm 1/100秒 f5.6 ISO 400

smc PENTAX-DA L 18-50mmF4-5.6 DC WR RE 換算27mm 1/50秒 f5.6 ISO 800

smc PENTAX-DA L 18-50mmF4-5.6 DC WR RE 換算27mm 1/50秒 f5.6 ISO 1600

今まさに夜の帳にシルエットを重ね、夜の装いへと変化する瞬間のみなとみらい。凪の海には豪華な外航クルーズ船が停泊しており、横浜の美しい夜景をいっそう煌びやかに彩っている。春の宵、海風はまだまだ冷たいけれど、夜空にはすでに風の竜が走り回った痕跡はなかった。K-S2のバッテリーにもまだ余裕があるし、もう少し歩きたい気分だ。家族へのおみやげに、中華街で肉饅頭でも買って帰ろうか。

PENTAXらしい作りの良さを実感できる、几帳面なほどに気持ちよく位置が決まるバリアングルモニター。そこには、今日一日私が見た風景や感じたものが鮮やかな色彩で投影されていた。

smc PENTAX-DA L 18-50mmF4-5.6 DC WR RE 換算39mm 1/60秒 f5.6 ISO 1600

smc PENTAX-DA L 18-50mmF4-5.6 DC WR RE 換算75mm 1.6秒 f10.0 ISO 100 三脚使用

smc PENTAX-DA L 18-50mmF4-5.6 DC WR RE 換算27mm 30秒 f10.0 ISO 100 三脚使用

smc PENTAX DA 18-135mm F3.5-5.6 ED AL[IF]DC WR 換算75mm 8秒 f8.0 ISO 100 三脚使用


素晴らしい高感度特性! smc PENTAX-DA L 18-50mmF4-5.6 DC WR RE 換算45mm 1/640秒 f4,5 ISO 6400

「A-HDR」モードで撮影。レンズはsmc PENTAX-DA L 18-50mmF4-5.6 DC WR RE

SIGMA 17-50mm 1:2.8 EX DC HSM 換算75mm 1/100秒 f5.6 ISO 1600