グランドセイコー誕生55周年を飾るデザイン復刻モデルは「62GS」

グランドセイコーにおけるヒストリーメーカーを最新技術と現代的解釈で復刻する、恒例の「グランドセイコー ヒストリカルコレクション」。今回、そのモチーフに選ばれたのは、ブランドで初めて自動巻ムーブメントを搭載し、ブランド哲学である「実用性の進化」を体現したモデル「62GS」だ。

1667年の62GSをほぼ忠実に復刻した「復刻デザイン」と、そのデザインを現代的にアレンジ、62GSのスピリッツを現在のGSとして形にした「現代デザイン」をラインナップ。

グランドセイコー ヒストリカルコレクション"62GS"限定モデル(復刻デザイン)

復刻デザイン4モデル

復刻デザインは、角の立ったボックス型風防と、4時位置の沈頭りゅうずが目を引く。復刻デザインでは、その特徴をほぼそのままに再現。ただし、4時位置のりゅうずは「自動巻ゆえりゅうずを巻く必要がない」との主張を込めて沈頭式としたオリジナルに対し、自動巻ながら手巻機能付きのムーブメントを搭載した現代デザインでは、沈頭式を廃している。

10気圧防水。ケース外径は37.6mm、厚さは12.9mm。ケース素材別に、4モデルのバリエーションで展開される。18Kホワイトゴールドを使用した「SBGR091」は180万円、18Kイエローゴールドの「SBGR092」と18Kピンクゴールドの「SBGR094」は各170万円で、6月6日発売。世界限定で各100本。

ステンレススチールの「SBGR095」は、45万円で4月10日発売。こちらは世界限定600本。すべて全国の「グランドセイコーマスターショップ」での取り扱いとなる。

ステンレススチールの「SBGR095」(左)と、18Kホワイトゴールドの「SBGR091」(右)

18Kイエローゴールドの「SBGR092」(左)と18Kピンクゴールドの「SBGR094」(右)

グランドセイコー ヒストリカルコレクション"62GS"限定モデル(現代デザイン)

現代デザインは、復刻デザインよりも大きめのサイズとシースルースクリューバック仕様、より実用的なメタルブレスレットなど、現代ニーズに合わせた要素を纏っている。

ムーブメントに自動巻(手巻付き)のメカニカルハイビート3600を搭載したモデル(2モデル)と、セイコー独自のスプリングドライブを搭載したモデル(2モデル)をラインナップ。価格はすべて各62万円で、6月6日発売予定だ。

現代デザインの自動巻モデル「SBGH037」(左)と「SBGH039」(右)

現代デザインのスプリングドライブモデル「SBGA125」(左)と「SBGA127」(右)

メカニカルハイビート3600搭載モデルのケース素材は、ステンレススチール。ケース外径は40.0mmで厚さは12.9mm。10気圧防水。シルバーダイヤルの「SBGH037」が世界限定1,000本、濃茶ダイヤルの「SBGH039」は世界限定700本となる。

一方、スプリングドライブ搭載モデルのケース素材はブライトチタン。ケース外径は40.0mmで厚さは12.9mm。10気圧防水。シルバーダイヤルの「SBGA125」が世界限定1,000本、濃紺ダイヤルの「SBGA127」は世界限定700本。

ガランテの10周年モデルも8月に登場予定

4本の円柱にルビーを配置した18Kピンクゴールドモデル。160万円で30本限定

ダイヤモンドを配置したホワイトモデル。100万円で100本限定