ディーアンドエムホールディングスは3月24日、デノンブランドから、Bluetoothによるワイヤレス接続が可能なノイズキャンセリングヘッドホン「AH-GC20」を発表した。価格はオープンで、発売は4月下旬の予定。推定市場価格は35,000円前後。

AH-GC20

AH-GC20は、デノンのGLOBE CRUISERシリーズに属するオーバーイヤー型の製品。ハウジングの内側と外側にそれぞれノイズモニター用の集音マイクを配置する、デュアル・アクティブ・ノイズキャンセリング方式を採用している。ノイズキャンセリング回路はアナログで、ノイズキャンセリング時にも自然な感じの音楽再生を提供するという。

BluetoothコーデックはSBC、AAC、aptX、さらに低遅延を特徴とするaptX Low Latencyもサポートする。2台のスマートフォンや音楽プレイヤーを同時にBluetooth接続でき、8台までのペアリング情報を記憶可能だ。

電源は専用リチウムイオンバッテリーで、ノイズキャンセリングとBluetoothを有効にして約20時間の連続再生が可能。付属のケーブル(1.3m)により、バッテリーを使わずにパッシブ再生も行える。ドライバーユニットの口径は40mm。周波数特性は5~40,000Hz、感度は102dB/mW、重量は275gとなっている。

ハウジングにはGFRP、ハンガーにはアルミダイキャスト、ヘッドバンドの内側にはドライフィットクロス、イヤーパッドには新開発の人工皮革を用いるなど、要所にこだわりの素材を用いている

写真のようにハウジング部分をたたんでコンパクトにできる

AH-GC20のパッケージ。セミハードケース、充電用Micro USBケーブル、1.3mのオーディオケーブル、6.3mmプラグアダプター、航空機用アダプターが付属する