冒頭の通り、日本マイクロソフトが展開する「Office搭載パソコンで変わる新生活」キャンペーンでは、Office Premium搭載パソコンを利用して、学生、若手ビジネスマン、ファミリーがやりたいことをサポート。新生活をパソコンで変えていくことを提案するものだ。

2015年の春商戦キャンペーンでは、2014年秋のOffice PremiumやOffice 365 Soloのリリース時のように、機能やサービスを前面に押し出してはいない。具体的な利用シーンを打ち出し、新しいOfficeのメリットを訴求することに主眼を置いている。

学生向け、3つのシナリオ

1つめは、「みんなで作る講義ノートで勉強スタイルが変わる」という提案。大学の講義ノートを、友達同士で一緒に作成。Wordを使って教授の講義内容をメモしたり、OneNoteを使って、ホワイトボードの内容を撮影したり、講義内容を録音。容量無制限のOneDriveでデータを共有して、完璧な講義ノートを作り上げて共有するというものだ(編注:講義の録音や撮影が可能かどうかは必ず確認のこと)。

2つめは、山歩き部のサークル活動で旅のしおりを作成。旅先での思い出写真を共有するという使い方だ。Excelで作成した持ち物リストや、Webで見つけた宿情報・交通情報をOneNoteに貼り付けて共有。全員が集まらなくても、共有情報をもとにスケジュールを決定したり、山歩き中にそれぞれが撮影した写真や動画をOneDriveで共有し、PowerPointでフォトムービーを作成。これをOneDriveで好きなときにダウンロードして見ることができる。

3つめは、将来の夢の実現に向けて、パソコンを自由に使いこなすという提案。面白いと思ったものはスマートフォンやタブレットのカメラ機能などで撮影して、OneDriveに保存。タッチペンを使用することで、フリーハンドで絵を描いたり、コンテが描ける4コマ+罫線のノート型テンプレートを活用して、創作メモを管理するといった提案だ。

若手ビジネスマン向け、3つのシナリオ

若手ビジネスマン(社会人)への提案では、2人組のフレッシュマンが市場調査を頼まれたシーンを想定。スマートフォンでOneNoteを起動させながら、写真を撮影。喫茶店でPowerPointを使って資料を作成する際には、一人が写真を選んでレイアウト、もう一人はスマートフォンから文字を書き込む。この共同作業によって、効率的に資料を作成するという使い方を提案する。

また、女子会の幹事を任された彼女を助けために、彼氏がパソコンを活用するシーン提案も。OneNoteに、女子会にぴったりなお店の画像入り情報を貼り付けて共有。スマートフォンと比べて、パソコンでは効率的に操作ができる様子を示す。

もう1つ、先輩社員の結婚式に流すスライドショーの映像を作るといったシーンでは、社員同士がSkypeを使ってお互いに情報を交換。様々な写真を集めながら、写真を入れるだけで映画風のオープニングムービーが作れるテンプレートなどを活用することで、簡単にスライドショーが作れるといった使い方を提案してみせた。

ファミリー向け、3つのシナリオ

ファミリーへの利用提案では、容量無制限のOneDriveに思い出の写真を格納。常に最新状態にアップデートされるOffice Premiumの特徴を生かして、フォトムービーなどの新たなコンテンツ作りに挑戦できる環境を提案する。一例として夫婦で旅行を計画する際に、それぞれがパソコンやスマートフォンなどから気に入った情報をクリッピングして、OneNoteで共有。旅行先でパソコンを接続するネットワーク環境がない場合にも、スマートフォンと情報を同期させていることから、必要なときにすぐに情報を見ることができるという使い方も提案する。

また、Skype同士の無料通話や、国内の固定電話および、海外の固定電話と携帯電話に、毎月60分間無料で通話できる機能もアピール。遠くに住んでいる孫と会話をしたり、OneDriveに置かれた孫の写真や動画を使って、フォトブックを作成したりといった使い方を提案している。