-:優勝してしまうと上がないから、2015年は大変ですよね。会社からも2連覇を狙えなんて話も出てくるでしょうし。もちろん、誰がメンバーとして残るのかとか色々とあるかと思います。個人的には勝ち逃げしたい、という人もいるでしょうけど(笑)、来年も参加すると決めている方はいますか?

mc:あはは……(お互いを見合って微妙な笑い)。

-:まぁ、でも、実際問題、優勝しているわけですからやりきった感はあると思うんですよね。準備している時も、できなかったことがうまくいくようになれば楽しかったでしょうし、会場のパフォーマンスも評価されて、手応えをつかめたんじゃないかと。そうすると、2連覇しろというのもなかなかモチベーションを上げたりとか大変だとは思います。でも、自分たちの実力を見せつけたというわけだから、もう1回とか(笑)。実際のところ、過去にCS大会で2連覇したチームは1チームしかいないので、個人的にはまた見てみたいなというのがあるのですが、どうでしょう?

mc:(苦笑)。(関係者)大変だ~、苦笑いだね……(笑)。

-:半年振り返ってみて、いかがですか? 苦労もあったかと思いますが。あ、後ろの新人の方、うなずきまくってますね(笑)。

mc:(最年少メンバー:画像11)そうですね、企画の話はこれまでに出てましたけど、議論が出まくってやっぱりまとまるまでが大変だったなというのがありますね。あとは、デバッグとか、バグが出た時の作業が徹夜で本当に大変だったんですけど、自分、一番年下なんですが、そういう作業を通して、メンバーの先輩方とは友達になれたというか(笑)。

一堂:(爆笑)

画像11。チームの最年少メンバー。物怖じしない、ムードメーカー的な存在のようだ

-:確かに、インタビューをしていて、あまり先輩後輩の上下関係とかなくて、フラットな感じのイメージがありますが、そこら辺の和気藹々というのがチームのモットーになってたんですか?

mc:(リーダー)自然とこういう風になっていった感じですね。

-:皆さん若いのに、落ち着いてますよね。もしかしたら緊張しているのかも知れませんが、社内では実ははっちゃけているとか(笑)、そういうのはないんですか?

mc:割と普段から社内でも落ち着いてますね。

-:地に足をつけて着実に1歩1歩作業を進めていったと。……あ、でも、そうじゃないなぁって顔をしている方もいらっしゃいますね(笑)

一堂:(笑)

-:どうですか? 最も参加年数の多い方にお伺いしたいのですが、今年のチームの完成度とか、まとまりとか、これまで参加してきたチームと比べていかがでしょう?

mc:(最年長メンバー:画像12)個人的には、一番年齢的に上なので、降りて行こうという思いが強かったですね。(最年少メンバーから否定的なツッコミが入り)あ、降りてなかった?

一堂:(爆笑)

画像12。最年長メンバーで、ETロボコン経験も4回と最も多い。あえてリーダーではなく、リーダーをサポートする年長者のポジションに

mc:(最年長メンバー)まぁ、ともかく、やればできるやつらなんですけど、もうちょっと火をつけたいなというのはありましたね。

-:熱い思いがあるんですね。

mc:(最年長メンバー)背中でちょっと見せようかと(笑)。

一堂:(笑)

mc:(最年長メンバー)でも、終盤はみんな火がついて、がんばったなというのがありますね。

-:後輩の皆さんとしては、そうしたところで感化されるところがありましたか? あ、後ろの最年少メンバーの方、大きくうなずいてますね。

一堂:(笑)

-:先輩冥利に尽きるんじゃないですか?

mc:(最年長メンバー)そうですね。彼には来年もがんばってもらいたいですね。

-:先輩命令だ(笑)。メンバーが入れ替わっても、そういうチームの魂的なものは引き継げるといいんじゃないでしょうか。そのためには、やはり何人かは残るということになるんでしょうけど。その一方で新陳代謝も図りつつ、会社としてもより多くの若手エンジニアにレベルアップしてもらいたいというのもあるでしょうし。何人かが残って何人かが入れ替わってというのが理想だとは思うのですが。来年は残りそうな最年少メンバーの方にはぜひ抱負を。

mc:(最年少メンバー)抱負ですか(笑)。

-:さすがに、2014年以上の成績は難しいですよね。地区大会でも優勝、CS大会でも優勝しているわけですから。あとは、2連覇して現状維持なんですけどね(笑)。2連覇できるできないはともかく、それに負けないような意気込みがあれば。

mc:(最年少メンバー)また、次のチーム次第だとは思いますが、企画が今回は便利系ということでしたので、やはりパフォーマンスで面白いものを見せるというのもやってみたいですね。そうなると企画書をまとめるのが大変だろうとは思うのですが、そこをうまく書いて、面白い系で優勝を狙えたらとは思いますね。

-:参加宣言が出ました(笑)。

一堂:(笑)

mc:(関係者)メモしておきますね(笑)。我々は、だいたい2チームを出していまして、2014年はデベロッパーのアドバンストに1チーム、アーキテクトに彼らが出場しました。ETロボコン1年目のメンバーはだいたい先輩についていくという形になるので、それが2年目になって初めて自分のやりたいことの意見とかを出すようになってきますから、リーダーや、(チーム内の役職の)アーキテクトをやってもらうことにしています。ですので、彼がそのまま2015年もアーキテクト部門のチームに加わるのか、デベロッパー部門のチームに加わるのかはわかりませんが、技術的なところを突き詰めるということをやってもらえたら嬉しいなとは思います。

-:会社としてETロボコンをちゃんと活用していこうということで、熱心に取り組んでいるのがわかりますから、すごくやりやすいと思うんですよね。中にはETロボコンに参加していることをあまりよく思わないような人が結構いるような企業もありますから。ですので、アーキテクトの2連覇でも、アドバンストクラスの優勝でもどちらでも素晴らしい成果ですから、ぜひぜひ2015年も活躍してほしいですね。というか、せっかくなのでプライマリークラスにも参加してもらって、3チームで2部門3クラスを制してもらうということでどうでしょう(笑)? 2013年から競技が複数になりましたが、今のところ複数の競技で同一企業のチームが優勝していませんので、それはアーキテクト部門2連覇よりも快挙だと思います。

mc:(苦笑)