国内最大級のカメラ展示会「CP+2015」がパシフィコ横浜にて開幕した。開催期間は2月12日~15日までの4日間で、初日から多くのカメラファンが詰めかけた。ここでは富士フイルムのブースを紹介しよう。

Xシリーズがメインの富士フイルムブース。右側には著名写真家によるトークショーのステージも用意されている

ミラーレス一眼の最新モデルはX-A2

コンパクトはXQ2が最新モデル

X-T1にX-A2、最新レンズを試せる

富士フイルムといえば、レンジファインダースタイルで多くのファンを獲得した「X」シリーズが目に浮かぶ読者も多いハズ。もちろん、今回の展示においてもXシリーズが主役となっており、ブースの中心にはXシリーズのさまざまなボディにレンズを装着して楽しめるタッチ&トライコーナーが設けられている。

2月26日に発売が予定されている「X-A2」をはじめ、最新の交換レンズである「XF56mmF1.2 R APD」「XF16-55mmF2.8 R LM WR」「XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR」など、最新機種に触れたい人にとってはまたとないチャンスだ。

X-A2のボディ形状は、前モデルのX-A1からさほど変更されていないが、レンズキットに同梱される「XC16-50mmF3.5-5.6 OIS II」は設計が一新されており、最短撮影距離が15cm、レンズ前から約7cmのマクロ撮影が可能になっている。ダブルズームレンズキットに同梱される望遠ズーム「XC50-230mmF4.5-6.7 OIS II」も光学式手ブレ補正が約3.5段に強化されており、さらなる使い勝手の向上が見込める。

ちなみに、タッチ&トライコーナーでは、先着順で2月13日と15日は「Xシリーズ特製Tシャツ」、2月14日は「ミニチュアカメラコレクション X-T1」のプレゼントも用意されている。こちらは無くなり次第終了予定ということだ。

タッチ&トライコーナーはXシリーズのカメラとレンズが試せるとあって初日から大人気

フラグシップモデルであるX-T1に最新レンズの「XF16-55mmF2.8 R LM WR」、「XF56mmF1.2 R APD」、「XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR」

最新モデルのX-A2を試せる

X-A2では、ユーザーから要望の多かったホワイトボディもラインナップ

自分撮りに便利な175°回転チルト式液晶。自動で「瞳AF」がオンになるのでセルフ撮影がバッチリ決まる

新キットレンズとの組み合わせで「オートマクロ」になるので、マクロボタンが省かれセルフタイマーボタンに変更された

タッチ&トライコーナーの先にはハーレーと美しいモデルさんが。存分に撮りましょう

インスタント写真が楽しめる「チェキ」も

富士フイルムは社名の通りフイルムを製造している数少ないメーカーであり、そこにはこだわりがある。誰もが手軽にインスタント写真を楽しめる「チェキ」シリーズはその一つで、今回も関連製品を数多く展示。ワイド写真が撮れる「“チェキWIDE”instax WIDE 300」、Xシリーズやスマホから無線でインスタント写真をプリントできる「“スマホ de チェキ” instax SHARE SP-1」を体験できる。

チェキの展示と体験コーナー

デジタル写真をカンタン整理できる新開発製品

そのほか最新製品の展示としては、PCがなくても撮影した画像を簡単に整理・保存できる「Wonder Photo Box」が目を引いた。デジカメやスマホ、タブレットから画像を読み込み、それを独自技術「Image Organizer」で撮影日、撮影場所、被写体ごとに自動振り分けし、よい写真を三つ星評価でオススメしてくれる。そのほか、フォトブックの簡単作成機能やネットでのプリント注文、オンラインストレージへのバックアップ機能などが予定されている。こちらの製品は5月の発売を目指して鋭意開発中とのことだ。

かなりコンパクトなWonder Photo Box。HDMI端子から液晶ディスプレイやテレビに出力できる

専用アプリをインストールすることでタブレットから操作することも可能

壁一面に並べられたXシリーズと写真家による作品