Google翻訳

WEB翻訳としても人気が高いGoogle翻訳だが、アプリの方は最新アップデートでリアルタイム翻訳機能の「Word Lens」が追加されている。また、カメラ翻訳が36カ国語に対応している、手書き入力の翻訳ができるなどビジュアル面での翻訳機能も高い。 「Word Lens」はカメラをかざすだけで、原文の上に翻訳文がオーバーレイする形でリアルタイム表示される機能。手ブレで翻訳のムラが出るものの、認識速度は速い。ただし、残念ながら現時点では日本語に対応しておらず、使えるのは英語からフランス語、ドイツ語、ロシア語、イタリア語、ポルトガル語、スペイン語の間のみ。

カメラ翻訳は写真をインポートするか、またはカメラをかざしてテキストをスキャンし、ハイライト表示された部分の中の翻訳したい箇所を指でなぞると画面上部のウィンドーに翻訳文が表示される仕組みだ。また、翻訳した文章の履歴はメイン画面の下半分にタイムライン形式で表示される。

長めの文章の場合はなぞるのが大変なこともあるものの、テキストの読み取り精度は高く使い勝手がいい。さすがに口語的表現や微妙な言い回しの訳は難しくても、Google翻訳だけに翻訳精度も高めだ。

ただし、注意したいのがオフライン翻訳。Android版はあらかじめ使いたい言語のパッケージをインストールしておけばネット環境がないところでも利用可能だが、iOS版ではオフラインでの翻訳はできない。

「Word Lens」が日本語に対応していない、iOS版でオフライン翻訳ができないという点はあるものの、トータルの性能は高めだ。

画像リアルタイム翻訳「Word Lens」は英語と6カ国語間でしか翻訳できない

カメラ翻訳はテキストのハイライト部分の訳したい部分をなぞるとすぐ翻訳される

他にも音声入力の翻訳や手書き文字の翻訳も可能だ