日本エイサーの「Aspire Switch 11」は、11.6型のフルHD液晶を搭載したデタッチャブルタイプのノートPCPCだ。液晶部分だけのときはタブレットPCとして、キーボードドックと合体すればクラムシェルノートとして使えるという、一台で2度美味しい2in1モデルである。
■試用機(SW5-171-F34D)の主な仕様 [CPU] Intel Core i3-4012Y(1.50GHz) [メモリ] LPDDR3-1600 4GB [グラフィックス] Intel HD Graphics 4200(CPU内蔵) [ストレージ] タブレット部分:60GB SSD、キーボードドック部分:500GB HDD [光学ドライブ] なし [ディスプレイ] 11.6型ワイド液晶(1,920×1,080ドット、10点マルチタッチ) [バッテリ駆動時間] 約6.5時間 [本体サイズ/重量] タブレット部分:W298×D192.4×H10.55mm/約850g タブレット+キーボードドック:W298×D192.4×H25mm/約1,650g [OS] Windows 8.1 Update 64bit [店頭予想価格] 85,000円前後 |
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キーボードドックと合体することでストレージ容量が9倍以上に
まずは、キーボードドックと接続してのクラムシェルノートとしての使い勝手から見ていこう。
最初にお伝えしたいのは、キーボードドックに500GBのHDDが内蔵されていることだ。デタッチャブルタイプは、タブレット部分にパーツのほとんどを集約しているため、どうしてもストレージがSSDになり容量が物足りなくなることが多い。タブレット状態でならそれでもさほど問題はないが、ノートPCとして使う場合はキツくなることがある。だが、Aspire Switch 11ならタブレット部分の60GB SSDに、キーボードドックの500GB HDDが加わることで合計約580GBのストレージが確保できるのだ。
システムがSSDのため、起動が早いのはやはりうれしい。電源オフ状態から起動して、実測約8秒で使用可能状態になってくれる。スリープ状態からならほぼ一瞬だ。