VAIOと日本通信は25日、通信機能とハードウェアを組み合わせたモバイル機器に関し、協業することで合意した。VAIOはこの協業により、スマートフォン市場へ参入することになる。
VAIOは、2014年7月1日にソニーからVAIOブランドとPC事業を継承して事業を開始。12月時点では「VAIO Pro」「VAIO Fit」というPCのみのラインナップを揃えている。しかし同社は、キヤノンやセルシスとの連携など、さまざまなパートナーとの協業を進めており、事業開始時にも代表取締役・関取高行社長が「デジタルな商品についてアイデアを持つ社員がいれば、VAIOブランドでの展開があり得る」という方向性を示しており、スマートフォンやタブレットなど、PC以外のジャンルに参入する可能性は存在していた。
両社は、2015年1月にVAIOブランドのスマートフォンを日本市場に投入するプロジェクトを進めている。具体的な製品概要は、製品発売を決定した段階で改めて案内するという。