もうひとつの新要素として挙げられるのが、スマートフォンやタブレットのNFC機能を利用した「PIXUSタッチ」だ。専用アプリ「PIXUS/MAXIFY Print」(以下、PIXUS Print)を起動した状態でNFC対応端末をMG7530のNFCポートにかざすと、写真を瞬時に印刷したり、文書を取り込んで端末に保存したりできる。従来のアプリでも無線LAN経由で同様の操作は可能だが、PIXUSタッチのほうが操作手順が少なく手軽だ。

NFCポートはフロントの右側に用意されている(写真左)。PIXUS Printアプリから印刷したい写真を選んだあと、端末をNFCポートにかざすと瞬時に印刷が始まる

iOS/Android向けアプリ「PIXUS/MAXIFY Print」。まずは「写真印刷」から端末内の写真を選択する(写真左)。端末をMG7530のNFCポートにかざすと、自動的にNFCモードへ移行(写真中)。データが転送されたあと、写真の印刷が始まる(写真右)

そのほかの変更点としては、コンパクトフラッシュ用のメモリーカードスロットがなくなった点が挙げられる。最近のデジタルカメラはSDカードが主流で、コンパクトフラッシュ対応機が少なくなったのも影響しているのだろう。

前面左に配置されたメモリーカードスロット。SD/MS Duo用のスロットは用意されているが、コンパクトフラッシュ(CF)用はない