人気コースの皇居ラン
というわけで、ウォーミングアップばっちりのKさんに皇居の外周路を1周してもらうことに(ちなみに、弊社は東京都・竹橋にあり、皇居の目の前に位置する)。皇居の外周路を走るのは皇居ランと呼ばれている。1周約5kmとキリがいい、信号がない、景色がいいなどの理由でランナーに人気のコースだ。
Kさんは普段から皇居ランをするらしく、1周にかかるタイムはだいたい25分から30分だとか。いつもは1周しかしないが、調子がいいと2周する時もある。ただし「2周が限界」とのことだ。
スタート前にSTB-1000とiPhoneをBluetoothで接続。iPhoneとSTB-1000を連携させるためには、準備されたいくつかのランニングアプリから1つをインストールする必要がある。アプリを起動して、アプリ画面に沿ってペアリングを開始。今回、Kさんが使用した「Wahoo Fitness」では"センサー"から追加を行う。このとき、STB-1000は"POWER"と書かれたフロントボタンを押すだけだ。
さて、戻ってきたKさんに、初めてSTB-1000を着けて走った感想を聞いてみよう。
Kさん「これ、スマホをポケットから出さずにタイムを止められるんですよ!」
と、さっそく興奮気味のKさん。筆者としては「なに当たり前のこと言ってるんだろう」である。しかし、Kさんの言い分を聞いてみると「なるほど」と納得したのであった。というのも、スマートフォンでタイムを計ると、走り終わってからポケットのファスナーを開けてiPhoneを操作して……と、わりと複雑な手順になるのに対して、STB-1000であれば文字板右上のボタンを押すだけでタイムを止められるのだ。もちろんペアリングしているiPhoneにもその情報が転送される。
Kさん「走り終わったらすぐにタオルで汗を拭きたいし、水分を摂りたいんです。だからパパっとタイムを止められるのはありがたいです! 以前、一緒に走っていた友だちと話し込んでしまってiPhoneのタイマーを止め忘れる、なんて悲劇も実はありましたが、これならもうその心配はいらないです」
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連携するアプリのうち、Kさんは「Wahoo Fitness」をチョイス。Wahoo Fitnessでは、自分の走った軌跡、タイム、平均ペースなどを確認できる。Kさんいわく「地図上に自分が走ったコースが表示されるとやる気が出ます!」とのこと |
STB-1000の操作性に満足いただけたようだ。Kさんには引き続き、STB-1000を使ってもらった。