海外の健康ガジェットやアプリは「友達と感動をシェア」が当たり前?

実はNike+ FuelBand SEの専用アプリ「FuelBand」にも友達と競い合ったり励ましあうことでやる気を出させる呼ばれる仕組みがある。例えば、「セッション」という機能ではランニングやウォーキングの時間や地図、Fuelを、「Nike+」に登録している友達に公開することで励ましがもらえるというものだ。

毎年の24時間テレビでは有名人がマラソンを行なっているところに、視聴者による応援FAXが紹介されるシーンがあるが、あれのようなことをガジェットやアプリでも簡単にできてしまうのである。

しかし、残念ながら私の周囲にはNike+ FuelBand SEの使用はおろか「Nike+」に登録している友達がいない。また、先に紹介した「Runtastic」でも同様の機能があるが、自分の走った距離や速度を出すのが恥ずかしいので利用していない。

そういえばiOS 8のCMでヘルスケアアプリを使っている2人が運動量を自慢している内容のものがあったが、もしかして海外系の健康系ガジェットやアプリって「友達と競う」「友達に応援してもらう」が当たり前なの? ぼっちじゃダメなの? アスリートってもっと孤独なものじゃないの、え?

少々、キレ気味になってしまったが、「運動の感動を友達とシェア」というのは私には無理そうなので、ここはやはり「Ingress」を使ってモチベーションを上げていこうと思う。

「FuelBand」のセッション機能を使えば友達に応援してもらうことも可能

Nike+ FuelBand SEでFuelを確認する時にちびっ子に声かけられる。多分、妖○ウォッチと間違われているのかもしれない

健康のための運動は続けないと意味がない。それにしてもこれまでは、「ランニング5km、腹筋50回」というようにメニューありきだった運動も、モバイルアプリやガジェットの登場で自分がどれだけ運動できているのかどうか視覚的に分かるようになっている。

また、同じ活動量計でも最近では対象ユーザーや機能の違いで差別化を図りつつあるように思う。Nike+ FuelBand SEとその前に筆者が使っていたオムロン ヘルスケアのHJA-311 カロリスキャンでは、コンセプトが違っていて面白いし。

次回は、Nike+ FuelBand SEとHJA-311 カロリスキャンを比較しつつ、双方の魅力を紹介していきたい。