パナソニックは、HDD搭載ブルーレイディスクレコーダー「ディーガ」4機種に保存した音楽ファイルをDLNA対応機器から再生できるようにするソフトウェアを12月中旬から提供する。また、オンキヨーエンターテイメントテクノロジーが提供するハイレゾ音源配信サイト「e-onkyo music」で購入した音源を自動でダウンロードする機能も追加する。

音楽配信が可能になるディーガ。写真は対応機種の1つである「DMR-BRZ2000」

ディーガは従来より、録画したテレビ番組をホームネットワーク内にある他の機器でストリーミング再生する「お部屋ジャンプリンク」機能を搭載している。これはDLNAのサーバー機能を利用したものだが、配信できるのは録画した番組のみで、音楽ファイルの配信には対応していなかった。

このたび発表されたソフトウェアによって追加される新機能で、音楽ファイルの配信機能に対応する。ホームネットワーク内のDLNAクライアントで、ディーガに保存されたハイレゾ音源を含む音楽ファイルのストリーミング再生が可能だ。ディーガへの音楽ファイルの転送は、PCやスマートフォンなどからファイル共有機能を使用して行う。対応するディーガは2014年9月に発表された「DMR-BRZ2000」「DMR-BRZ1000」「DMR-BRW1000」「DMR-BRW500」の4機種。

ディーガでの音楽配信のイメージ

また、ディーガにe-onkyo musicのアカウント情報を登録すると、スマートフォンなどで購入した楽曲をディーガ本体に自動でダウンロードする「自動ダウンロード機能」も今回のソフトウェアにより追加。PCを使用することなく、ハイレゾ音源の購入から再生までを行うことが可能だ。

なお、パナソニックによると、今後の新製品でも同様の機能を利用できるようにしていきたいとしているが、4製品よりも前に発売されている製品への対応については、考えていないとのことだ。

また、「e-onkyo music」を提供するオンキヨーエンターテイメントテクノロジーによると、ハイレゾ音源ではPCレスが大きなテーマとなっているので、ディーガ以外の他メーカー製機器にも自動ダウンロード機能を広げていきたいとしている。