米Dellは5日(現地時間)、Dell Worldにおいて、プロフェッショナル向けのワークスペースコンセプト「smart desk」を公開、ビジネス向けタブレット「Dell Venue 11 Pro 7000 Series」のアップデートを発表した。

smart deskは、Ultra HD 5K(5120×2880)の高解像度ディスプレイ「UltraSharp 27 Monitor」と、水平に広がる大きな液晶タッチスクリーンを組み合わせたデュアルスクリーンのデスクトップPC環境だ。クリエイター、デザイナー、アナリストなどをターゲットにしている。

情報やコンテンツの閲覧に適した正面のディスプレイ、手元でコンテンツに触れるように作業できるタッチスクリーンというように、目的に応じてディスプレイとタッチスクリーンを使い分けることでプロダクティビティを引き上げ、また新たなワークフローを可能にする。Dellは水平のスクリーンでデジタルコンテンツを操るための新たなツールも開発し、タッチ操作やジェスチャー、デジタルペンとの組み合わせで、インタラクティブゾーンで自然にコンテンツを扱えるようにした。ワークスペースはクラウドと連携し、増加するコンテンツを効率的に管理でき、また複数のsmart deskのコラボレーションを実現する。

Dell Venue 11 Pro 7000 Seriesは、タブレットキーボードを接続したり、タブレットドックやディスプレイとの組み合わせでノートPCやデスクトップPCのようにも使用できるタブレットだ。OSはWindows 8.1。11月11日にDell.comで発売される新モデルは、プロセッサにIntel Core Mを搭載する。ファンレスデザインで本体が15%薄くなり (279.8×176.4×10.75ミリ)、重さは733.4グラムから。ディスプレイは10.8インチ(1920×1080)のIPSパネルで、10点マルチタッチに対応する。メモリは4GB DDR3、ストレージは64GB/128GB。ワイアレス機能はIntel 7265デュアルバンド2x2 802.11ac Wi-Fi、Bluetooth 4.0、NFC。USB3.0ポート、ヘッドフォン/マイクロフォンコンボジャック、micro HDMIポート、microSDカードスロットなどを備える。価格は699.99ドルから。