油で揚げたのと、何が違うの?

まずは、定番のからあげを作ることにした。ノンフライヤーといえばからあげ、という印象が強いが、これは食材の油をうまく使って加熱するからだろう。付属のレシピブックでも1番最初に掲載されているのがからあげだ。今回、タレに漬け込んだ鶏もも肉を使用してからあげにする。

時間と温度をセットして、スタートボタンを押すと「ブォー」という電子レンジのような音で加熱を開始する。うるさいということもないが、静かというわけでもない。

タレに漬け込まれているもも肉

いい色! くっついているのは筆者が肉どうしを近くに置いてしまったため

で、できた! 本物のからあげっぽい見た目だ。油で揚げました、と言われても筆者は気づかない自信がある。箸でつかんだ感じもからあげそのもの。ノンスティック加工のおかげでからあげはネットから容易に引きはがせた。

ところどころ白くなっているのは片栗粉の固まりだろうか? 食べてしまえば特に気にならない

半分にカットしてみると、肉汁があふれ出してツヤツヤしているのがわかる

からあげ調理後のバスケット。食材から落ちた油がこうして目に見えるとびっくりする。油で揚げたらそりゃあカロリー高くなるよね……と実感した瞬間だ

揚げたて、ではなく焼きたてを食べてみると、カリっとした食感の後にじゅわっとやってくる肉汁。肉はぱさつくこともなく、味も食感もからあげだ。ちなみに、からあげを包んで編集部に持って帰ったのだが、冷めたからあげは、衣がしっとりしてまた別のおいしさに生まれ変わっていた。油で揚げていないせいか、ベチャっとした感じがない。お弁当などに入れるのもおすすめだ。

肉ばかりでなく、野菜の調理もしてみよう。