タムロンは10月23日、高倍率ズームレンズの生産本数が9月末時点で累計500万本に達したことを発表した。同社では7倍以上のズーム倍率を持つレンズを「高倍率ズームレンズ」として定義している。1992年に発売したフィルム一眼レフカメラ用の「AF28-200mm F/3.8-5.6 Aspherical (Model 71D)」を起点に22年にわたって開発を続け、累計生産500本を達成した。

タムロン最新の18.8倍ズームレンズ「16-300mm F/3.5-6.3 Di II VC PZD MACRO (Model B016)」

同社は初の高倍率ズームレンズ「Model 71D」以降、マイルストーン的なレンズとして、2004年にはデジタル一眼レフに最適化した「Diシリーズ」の第1号「Model A061」を発売。2005年にはAPS-Cセンサー向けでデジタル専用設計とした「Model A014」、2007年には手ブレ補正機能「VC」を初搭載した「Model A20」、2010年には超音波モーター「PZD」を初搭載した「Model B008」を送り出してきた。

そして2014年現在、世界最大ズーム倍率(※)となる18.8倍を実現したAPS-C一眼レフ向けの「16-300mm F/3.5-6.3 Di II VC PZD MACRO (Model B016)」をはじめ、フルサイズ一眼レフ向けの「28-300mm F/3.5-6.3 Di VC PZD (Model A010)」。ミラーレス向けの「18-200mm F/3.5-6.3 Di III VC (Model B011)」、「14-150mm F/3.5-5.8 Di III (Model C001)」など、7種類の高倍率ズームレンズをラインナップしている。

※デジタル一眼レフ用交換レンズとして、2014年8月、同社調べ。

「28-300mm F/3.5-6.3 Di VC PZD (Model A010)」

「18-200mm F/3.5-6.3 Di III VC (Model B011)」

「14-150mm F/3.5-5.8 Di III (Model C001)」

タムロン高倍率ズームレンズの歴史

タムロン高倍率ズームレンズのラインナップ