eSATA接続でのパフォーマンス計測結果(RAID 0)

今度はeSATA接続で接続した場合のパフォーマンスを計測してみた。eSATAの帯域幅は6Gbpsであり、USB 3.0の5Gbpsよりも高速だ。eSATA=SATAと考えてよく、マザーボード上のSATAポートに接続する場合とほぼ同等のスループットを期待できる。USB 3.0よりオーバーヘッドも少ない。まずは、RAID 0の結果を示す。

「CrystalDiskMark 3.0.3b」の結果は下に示した通りで、WD Red 6TB×2台によるRAID 0のシーケンシャルリード速度は310.6MB/s、シーケンシャルライト速度は219.1MB/sとなった。同じRAID 0でも、USB 3.0接続時に比べて、リード、ライトともに高速である。

HDD×1台時と比較すると、シーケンシャルリード速度は約1.7倍に向上している。データとしてすべて「0」を書き込む0Fillでも計測してみたところ、シーケンシャルリード速度は316.8MB/s、シーケンシャルライト速度は214.6MB/sであり、ランダムデータの結果とほとんど変わらなかった。

eSATA接続・RAID 0モードのCrystalDiskMark 3.0.3b

ランダムデータ

0Fillデータ

「HD Tune Pro 5.50」の結果は、リードの最大速度が250.4MB/s、最小速度が145.4MB/s、平均速度が223.2MB/sとなった。転送速度は途中まで頭打ちで、そこから右肩下がりになっているが、途中まではeSATAの転送速度がボトルネックとなっているのであろう。USB 3.0接続に比べてやはりこちらのほうが高速だ。また、ライトの最大速度は181.0MB/s、最小速度は139.9MB/s、平均速度は164.8MB/sとなった。

eSATA接続・RAID 0モードのリード速度

eSATA接続・RAID 0モードのライト速度

ファイルベンチマークの結果は、シーケンシャルリードが298,701KB/s、シーケンシャルライトが200,770KB/sとなった。

eSATA接続・RAID 0モードのファイルベンチマーク結果

「ATTO Disk Benchmark 2.47」の結果は、転送サイズ8MBのリードが217.356MB/s、ライトが91.929MB/sであった。転送サイズを大きくしていくと、ライト速度が途中から大きく落ちこんでいるのが気になる。USB 3.0接続時はこうした現象は起きていないので、RAIDコントローラのeSATAインタフェースが原因である可能性が高い。

eSATA接続・RAID 0モードのATTO Disk Benchmark 2.47