ライトな使い方やビジネス利用にちょうど良いスペック

試用機の構成は、CPUにIntel Celeron G1610を採用し、4GBのメモリと500GBのHDDを組み合わせたものだった。グラフィックス機能はCPU内蔵のインテルHDグラフィックスを採用している。そして、OSはWindows 7 Premium 64bit版だ。

Windowsの快適さの指標となる「Windowsエクスペリエンスインデックス」の実行結果は以下のようになった。

Windowsエクスペリエンスインデックス
プロセッサ 6.7
メモリ 5.9
グラフィックス 4.3
ゲーム用グラフィックス 6.1
プライマリハードディスク 5.9

プライマリハードディスクは、ストレージがHDDの場合はこの値になるというもので問題はない。グラフィックス関係が弱いように見えるが、これもインテルHDグラフィックス採用機としては妥当なところといえるだろう。基本的な処理能力には問題がないが、グラフィックス関係の処理はそれほど得意ではない、という結果だ。

PCの総合的な力を見る「PCMark8」の結果にも、同じことが表れている。スコアとしては特に悪くなく、むしろ3万円台で購入できる手頃なマシンとしては良いといえるだろう。

PCMark8

事務作業等を中心としたビジネス利用や、家庭でのライトな使い方を想定した構成といえるだろう。実際、最新のゲームで遊びたい、高度なグラフィックス処理をしたい、というような用途でなければこれで困ることもない、というのが使ってみた印象だ。ストレージがHDDなだけに起動などには少し待たされる感じもある。しかし動き出してしまえば、もたつきなどは特にない。手軽に使えるPCが欲しい人にはちょうど良いつくりなのではないだろうか。

Windows 7 Home Premium機をお手頃価格で入手するラストチャンス

すでに新OSのリリース予定も発表される中、いまだに前OSであるWindows 7の人気は高い。PCが身近なものとなったWindows XPからの流れを引き継ぐインタフェースが使える最後のOSになってしまったこともあり、特にベテランユーザーやビジネスユーザーの中には、あえてWindows 7搭載機を選択する人も多いようだ。

「LD7i-MP3.8L400-C-S/504G」はそんな人気OSであるWindows 7 Home Premiumをプリインストールしたモデルだ。すでにWindows 7 Home PremiumをプリインストールしたPCの販売終了は、2014年10月末に迫っている。購入を検討するならば最後のチャンスだ。

本体価格は、通販限定特価が3万9,800円と、急ぎの買い替えでもあまり負担にならないお手頃価格となっている。本体のみでの販売となるため、すでに利用しているディスプレイやキーボード、各種周辺機器をそのまま利用する形で移行することになるから、あまりPC周りの環境を変えたくないという人にも良い選択だろう。

今後入手できなくなるWindows 7 Home Premium搭載マシンだ

標準スペック

メーカー パソコン工房(ユニットコム)
型番 LD7i-MP3.8L400-C-S/504G
CPU Celeron G1610 プロセッサー
メモリ 4GB
ストレージ 500GB HDD
光学ドライブ 24倍速DVDスーパーマルチドライブ
グラフィックス Intel HD グラフィックス
OS Windows 7 Home Premium 64bit版
LAN 1000BASE-T
インタフェース USB 3.0×2、USB2.0×6、RGBポート×1、HDMIポート、シリアルポート、
パラレルポート、マルチメディアカードリーダー
サイズ 約W75×D209×H276mm
価格 39,800円(税別)

価格、仕様は予告なく変更となる場合があります。最新の情報はパソコン工房通販サイトをご覧ください。