EQB-500のスマートフォンリンクを使用するには、iOS 7以上(iOS 8は後日対応予定)、Android 4.3以上を搭載した対応スマートフォン(詳しくはカシオのWebサイトを参照)が必要だが、今回はiPhoneを使用した。なお、使用するアプリケーション「CASIO WATCH+」は、AppStoreやGoogle PlayStoreからダウンロードできる。

上記の動画で操作している内容は以下の通り。

1. CASIO WATCH+を起動
2. EQB-500の左下ボタン(スマートフォンリンクボタン)を長押しして、接続準備(秒針がRを指す)。もしEQB-500の時刻がズレている場合、スマートフォンと接続するだけで正しい時刻へと自動修正してくれる
3. 数秒後、CASIO WATCH+がEQB-500を認識、メニュー画面が起動する。EQB-500は秒針がBluetoothマークを指し、接続状態になる
4. CASIO WATCH+で「ワールドタイム」を選択。世界地図から目的の都市を選んで都市名をタップ
5. 「設定を時計に送る」をタップすると、EQB-500の9時位置のインダイヤル(ワールドタイム)の針が回転を始める
6. EQB-500の左下ボタンを押し、接続を解除。時計が再び動き始める


EQB-500の右上ボタンを長押しして、ワールドタイムとホームタイムを入れ替える。時計の針が最短移動距離を計算してそれぞれの方向に回転を始め、ワールドタイムがメインダイヤルに、ホームタイムがインダイヤルに表示される

動画でもお分かりいただけるとおり、認識と接続は非常に早く、連携操作はきわめて快適だった。

このほかEQB-500は、CASIO WATCH+と連携することで、自動時刻修正、ストップウォッチ機能でラップ計測時に平均スピードを表示、Eメール確認、遠隔操作でスマートフォンの音を鳴らす携帯電話探索など、便利な機能を利用できる。Eメール確認については、あらかじめ設定したメールアカウントに対して新着メールを確認し、過去1時間以内の新着メールをチェック可能だ(1時間以上前のメールは確認できない)。

EQB-500Dの価格は4万円(税別)。ビジネスシーンでも目を引くだろう見た目の美しさ、高度な機能と使いやすさを考えれば、それ以上の価値は十二分にあると私は断言する。対応するスマートフォンをお持ちか、あるいは購入を考えている方には、ぜひおすすめしたい一本だ。

EQB-500とスマートフォン連携(CASIO WATCH+アプリ)

専用アプリ「CASIO WATCH+」で、時計の検出とペアリングもわずか数秒!

EQB-500がペアリングされたときに表示されるメインメニュー

ワールドタイムの設定画面。画面下部は、設定したことのある都市のリスト

約300都市を世界地図またはリストから選べる。検索も可能

都市をタップして「設定を時計に送る」だけで、タイムゾーン情報が時計に送信される

アラームもアプリ上から設定した方が簡単だ

操作やダイヤルの見方のガイドも収録。これはわかりやすい!

スマホとの接続時間や時刻の自動取得時間も設定可能

1日1回、自動的にEQB-500からスマートフォンに接続し、時刻補正を行える。この画面では、「何時何分」に自動時刻補正を実行するかを設定する