キヤノンは9月16日、フルサイズカメラ向けの標準ズームレンズ「EF24-105mm F3.5 IS STM」を発表した。発売は12月下旬の予定で、希望小売価格は税別70,000円。

EF24-105mm F3.5 IS STM

「EF24-105mm F3.5-5.6 IS STM」はEOS 6Dなど35mmフルサイズのCMOSセンサーを搭載したカメラ向けの標準ズームレンズだ。焦点距離は24mm~105mmで、開放絞り値はF3.5~F5.6。同じ焦点距離を持つ「Lレンズ」の「EF24-105mm F4L IS USM」に比べ、軽く、低価格な製品となっている。

重量は「F4L IS USM」の約670gに対し、「F3.5-5.6 IS STM」は約525g。希望小売価格は「F4L IS USM」の145,000円に対し、「F3.5-5.6 IS STM」は70,000円(ともに税別)と半値以下だ。モーターは「F4L IS USM」がトルクと高速性に優れるリングUSMであるのに対し、「F3.5-5.6 IS STM」では静音性が特徴のリードスクリューSTMを採用している。

「EF24-105mm F3.5-5.6 IS STM」のそのほかの仕様は、レンズ構成が非球面レンズ2枚やUDレンズ1枚を含む13群17枚、最小絞り値がF22~F36、最短撮影距離は0.40m、最大撮影倍率は0.30倍、絞り羽枚は7枚(円形絞り)。シャッター速度4段分の手ブレ補正機能を内蔵している。フィルター径は77mm、本体サイズは最大径83.4mm、全長104mm、重量は約525gとなっている。