ソニーは9月9日、「EXTRA BASS(エクストラベース)」シリーズの密閉型ヘッドホン「MDR-XB950BT」「MDR-XB950」「MDR-450B」「MDR-450」を発表した。発売はMDR-450Bのみ11月13日で、MDR-XB950BTとMDR-XB950、MDR-450が10月24日となっている。いずれも価格はオープンで、推定市場価格はMDR-XB950BTが17,000円前後、MDR-XB950が9,500円前後、MDR-450Bが7,500円前後、MDR-450が5,000円前後だ(いずれも税別)。

「MDR-XB950BT」

「MDR-XB950」

「MDR-450B」

「MDR-450」

いずれも、重低音再生能力が重視された「EXTRA BASS」シリーズの新モデル。MDR-XB950BTのみBluetooth接続に対応したモデルとなっており、ほか3モデルはワイヤード(有線接続)タイプとなっている。なお、MDR-XB950BTはNFC(近距離無線通信)機能を搭載し、対応スマートフォンをかざすだけでワイヤレス接続が可能なほか、内蔵電池の残量がなくなった場合は有線接続で使用することも可能だ。

MDR-XB950BTとMDR-XB450Bは、ベースブースターに加えて「エレクトロ・ベース・ブースター」を搭載している

いずれも、ハウジングに設けられたポート(通気孔)により低音再生時の通期抵抗をコントロールし、低域のリズムを正確に再現するベースブースターを搭載。MDR-XB950BTとMDR-XB450Bでは、内蔵の高出力アンプとデジタル信号処理により、重低音をさらに増幅させ、クラブのようなグルーブ感を再現する新機能「エレクトロ・ベース・ブースター」が採用されている。

4モデルとも、迫力ある重低音再生を実現するEXTRA BASS専用ドライバーを搭載。レスポンスが速く力強い重低音再生が可能となっている。また、MDR-XB950BTとMDR-XB950では、低反撥素材を用いた立体縫製イヤーパッドを採用。高い機密性により重低音の再現性が向上しているとともに、ヘッドバンドに用いられた厚みのあるクッションにより快適な装着性を実現している。

主な仕様は次の通り。ドライバーサイズはMDR-XB950BTとMDR-XB950が40mmで、MDR-450BとMDR-450が30mm、感度はMDR-XB950BTが102dB/mW、MDR-XB950が106dB/mW、MDR-450Bが100dB/mW、MDR-450が102dB/mW、再生周波数帯域はMDR-XB950BTとMDR-XB950が3~28,000Hz、MDR-450BとMDR-450が5~22,000Hz、インピーダンスはMDR-XB450B以外が24Ω(1kHzにて、MDR-XB950BTは有線接続時)、MDR-XB450BがBASS BOOSTオン時で100Ω(1kHz)、オフ時で40Ω(同)、最大入力はMDR-XB450B以外が1,000mW(MDR-XB950BTは有線接続時)、MDR-XB450Bは100mW(IEC)となっている。

MDR-XB950BTの電源は内蔵式のリチウムイオン充電池で、充電の所要時間は約4時間、電池持続時間は音楽再生と通話が連続約20時間、待受が連続約200時間。Bluetoothのバージョンは3.0、プロファイルはA2DP、AVRCP、HFP、HSP、コーデックはSBC、AAC、aptXに対応する。MDR-XB450Bのエレクトロ・ベース・ブースターの電源は単4形電池×2本。

MDR-XB950BT以外のケーブル長は約1.2m、入力プラグは金メッキL形ステレオミニプラグ、質量はMDR-XB950BTが約280g、MDR-XB950が約245g(ケーブル含まず)、MDR-450Bが約253g(ケーブル含まず、乾電池含む)、MDR-450が165g(ケーブル含まず)だ。

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