米Twitterは9月8日(米国時間)、「Twitter」上で製品やサービスを直接購入できる「Buy」ボタンを発表、一部米国ユーザー向けにテスト提供を開始した。同機能は「Twitter」のモバイルアプリで提供する機能で、テストパートナー約30社と提携している。

「Buy」ボタンのテスト提供を米国で開始

「Buy」ボタンは、Twitter上で商品を購入できる新しいサービス。一部米国ユーザー向けにテスト提供を開始した。ユーザーは商品やサービスを紹介するツイートにある「Buy」をクリックして詳細情報を入力すると、Twitterがその情報をショップ側に送信。初回利用時は送付先、クレジットカードなど支払い情報の入力を行う必要があるが、2回目以降は入力不要でショッピングできる。

「Buy」ボタン利用イメージ

送付先や支払い情報は暗号化されて安全に保存され、クレジットカード決済も安全に処理できる仕組みになっていると、同社は説明している。これらの情報はユーザーの許可なしにはショップ側と共有しないほか、削除も可能だ。

テストには、アパレルのBurberry(@burberry)、ミュージシャンのEminem(@eminem)、小売りのThe Home Depot(@HomeDepot)、非営利団体(Red)(@RED)など28のアーティスト、企業、団体が参加しており、商品や作品を購入できる。決済側では、Fancy、Gumroad、Musictoday、Stripeと提携、今後も拡充していくという。

BuyボタンはTwitterのモバイルアプリ(iOS版とAndroid版)のみの機能となり、同社は「モバイル端末を利用して、Twitter上で商品の購入を可能にするための初期ステップ」と位置づけている。売り手のメリットとしては、自社のフォロワーと直接の関係を構築できると説明している。