LG電子は、世界最大級の家電見本市「IFA 2014」の会場で、Android Wear搭載のスマートウォッチ「LG G Watch R」を出展している。円形の画面を採用しており、高級感のある外観が特徴で、かなりの人気コーナーになっていた。
LG G Watch Rは、世界初の円形有機ELディスプレイ「P-OLED」を採用したスマートウォッチ。LGのスマートウォッチとしては2代目だが、円形ディスプレイを採用したことで、「より時計らしい」スタイルに近づいた。ディスプレイサイズは1.3インチで、1.2GHzのSnapdragon 400を搭載。4GBのROM、512MBのRAM、410mAhのバッテリを内蔵する。
有機ELを採用したことで、ハイコントラストのディスプレイとなり、時計の文字盤表示がよりリアルに感じられる。竜頭や文字盤の周囲のデザインなど、時計らしさにこだわったデザインのため、違和感なく装着できる。
裏面には心拍センサーを搭載し、フィットネスアプリと連携する。防水防塵性能はIPS67。ドイツでは10月の発売予定で、日本での発売予定については明らかにされていない。ただし、一部の端末で設定画面にアクセスでき、日本の技術基準適合証明(技適)を取得していることが表示されるため、日本発売は確実と考えてよさそうだ。
そのほか、LGブースではスマートフォンの新製品として5インチHD IPSディスプレイ搭載の「LG G3 S」、スタイラスペン内蔵の「LG G3 Stylus」も展示。G3 Stylusは、電磁誘導方式ではないが、反応は滑らかで操作性は悪くない。ペン先も細くなるように配慮されているようで、細かい操作も可能なようだった。