シャープとパイオニアは8月28日、資本提携を解消することで合意したと発表した。

両社は光ディスク分野などの共同開発に取り組むため、平成19年(2007年)9月20日付で業務・資本提携に関する合意書を締結していた。資本提携は、業務提携をより密接に進めていくために行われたものだが、当初の目的を達成したとして今回、解消の判断に至ったという。

資本提携は、シャープがパイオニアの発行済株式総数の8.05%に当たる30,000,000株を、パイオニアがシャープの発行済株式総数の0.59%に当たる10,000,000株を相互に保有するというもの。これにより、シャープはパイオニアの筆頭株主となっていた(2位は7.49%を保有する三菱電機、3位は6.92%を保有するNTTドコモ)。

なお、両社は光ディスク事業に関して合弁会社を設立している。業務提携に関しては継続することで合意している。