CrystalDiskMarkでシーケンシャルリード535.8MB/sを記録

Extreme PRO SSDは、サンディスク初のリテール向けSSDであるが、Extreme PROのブランドを冠したハイエンドモデルなので、その性能には期待がかかる。そこで、じっくりと検証していきたい。テスト環境は以下の通りで、今回はExtreme PRO SSDの240GBモデルを試用している。

■テスト環境
CPU : Intel Core i7-3770K(3.50GHz)
マザーボード : GIGABYTE GA-Z77X-UD3H(Intel Z77 Express)
メモリ : DDR3-1600 4GB×2
グラフィックスカード : ELSA GLADIAC GTS 250
HDD : Westren Digital WD10EADS(1TB)
OS : Windows 8.1 Pro Update 64bit

まずは、定番の「CrystalDiskMark 3.0.3b」の結果から見ていこう。Extreme PRO SSDのシーケンシャルリードは535.8MB/sと非常に高速だ。サムスンの最新SSD「Samsung SSD 850 PRO」と比べても遜色がなく、SATA 3.0(6Gbps)対応SSDとしてはほぼ限界の速度といえるだろう。シーケンシャルライト速度は、リードに比べると少し低かったが、それでも499.4MB/sと高速だ。ランダムリード/ライトの性能も非常に高く、4K QD32ランダムリード速度は404.6MB/s、4K QD32ランダムライト速度は358.9MB/sだった。

データとしてすべて「0」を書き込む0Fillでも計測してみたところ、シーケンシャルリード速度は520.1MB/s、シーケンシャルライト速度は484.5MB/sであり、通常(ランダムデータ)の結果とほとんど変わらなかった。最近は減ったが、ライト性能を高めるためにデータを圧縮してから書き込むSSDだと、ランダムデータよりも0Fillのほうが性能が向上する。Extreme PRO SSDは、ランダムデータでも0Fillでもほぼ結果が同じであり、書き込み時にデータ圧縮処理をしてない。つまり、どのようなデータでも安定した性能が得られるわけだ。

ランダムデータ

0Fill