帰省先で写真をデジタル化

アルバム自体を自宅に持ち帰らずに済ませるには、帰省した実家でアルバムの写真をデジタル化するのがベストです。でも、他に荷物もあるのに、重たいパソコンや大きなスキャナを持つなら、アルバムを持ち帰るのと同じ事になってしまいます。

そこでちょうど良いタイミングで6月20日に発売されたのが、PFUのモバイルスキャナScanSnap iX100です。最近、キーボードやスキャナ、デスクライトなど、PFU製品ばかり手元に増えていくのですが、どこか波長が合うブランドなのですよね。筆者が好きなデジタルとアナログの間の勘所を、深く理解して製品作りをしているせいでしょうか。

ScanSnap iX100と、ScanSnap Connect Application(日本語版)を入れたiPad。これだけでどこでもスキャンできる態勢が整う。スキャンはPDF(複数の紙をまとめて1つのファイルに)も生成できるが、今回は写真なので、JPEG形式で1枚ずつ保存

iX100は、モバイルバッテリーとWi-Fiを内蔵し、A4サイズまでそのまま読み取ることができ、しかも重さ400gという世界最軽量スキャナです。1分あたりA4サイズを片面5.2枚読み取れる高速性。1回のフル充電でA4カラーの書類を約260枚スキャンできます。充電がマイクロUSBで行えるため、スマホの充電器があれば電池切れの心配もありません。

Wi-Fiを使ってスマートフォンやタブレットのアプリからスキャンすることもできます。つまり、スキャナを使うためにパソコンを持って行く必要もないのです。

Wi-Fiを内蔵しており、Macなどから家庭やオフィスのネットワークに接続する設定をするか、iPadやiPhoneとiX100をダイレクト接続する。一時的にダイレクト接続をするには、Wi-FiスイッチをONにした状態で本体のScanボタンを長押ししながら、給紙トレイを開き、Wi-Fiのランプがオレンジに変わったときにScanボタンを離す。接続設定やパスコードは本体の背面に印刷されている

iX100を持って帰省し、アルバムの写真を片っ端からスキャンし、また元に戻せば、デジタル化とアルバムとしての保存を両立することができます。もしも実家の両親がiPhoneやiPadを使い始めていたなら、写真をフォトストリームで共有してあげれば、いつでも写真が見られ、かつスマホやタブレットを使う理由にもなります。喜ばれること請け合いです。

あるいは、読み取った写真をiPhotoで製本プリントして、写真をコンパクトかつ色鮮やかに蘇らせても良いですね。