米Appleの2014年度第3四半期 (2014年4月-6月)決算は、6月期で最高の売上高を達成し、利益がアナリストの予想を上回った。iPhoneとMacが6月期の販売台数記録を更新した。

売上高は374億3200万ドルで、前年同期比6%増。純利益は12%増の77億4800万ドル(1株あたり1.28ドル)。粗利益率は39.4% (前年同期は36.9%)だった。

製品別に見ると、iPhoneは販売台数が3520万3000台で前年同期比13%増。中国の48%増など、BRICsでの販売が伸びた。iPadは1327万6000台で9%減。流通在庫の調整の影響もあって16%減だった3月期より減少率が小さくなったものの、好調なスマートフォンと回復の兆しが見えるPCの間で2期続けてiPadが販売台数を落とした。Macは441万3000台で18%増。iPodは292万6000台で36%減だった。iTunes/ソフトウエア/サービスは、売上高44億8500万ドルで12%増。App Storeの成長で、好調な伸びを維持している。

2014年度第4四半期(2014年7月-9月)については、売上高370億-400億ドル、粗利益率は37-38%と予測している。