ディーアンドエムホールディングスは7月18日、デノンブランドのポータブルUSB DAC/ヘッドホンアンプ「DA-10」を発表した。発売は10月。価格はオープンで、推定市場価格は45,000円前後(税込)。
DA-10は、デノンとしては初となるポータブルUSB DAC機能搭載ヘッドホンアンプ。入力インタフェースはUSB MicroB、USB A、AUXの3系統を装備。DACチップにはテキサス・インスツルメンツ製の「PCM1795」を採用している。
USB MicroBポートからの入力では、PCMは192kHz/24bitまで、DSDは2.8MHz/5.6MHzの再生に対応。USB AポートはiPod/iPhone/iPadの接続用で、48kHz/24bitまでの再生が可能だ。また、音楽信号を32bitに拡張するとともに時間軸方向の補間を行う「Advanced AL32 Processing」を採用。より原音に近いアナログ音声を出力できる。
ヘッドホンアンプ部には、低ノイズで低歪のオペアンプと、ディスクリート電流バッファー回路を採用している。再生周波数範囲は、2Hz~100kHz。対応するヘッドホンのインピーダンスは8~600Ω。幅広いインピーダンスに対応するためのゲイン切り替えスイッチも搭載している。
電源は内蔵のリチウムイオンバッテリーで、フル充電の場合でiPod接続時は約7時間、AUX接続時は約24時間の連続使用が可能だ。本体サイズはW63×D136×H27mmで、質量は240g。
なお、DA-10は、7月19日に東京・中野サンプラザで開催される「ポタ研2014夏 ポータブルオーディオ研究会」に出展予定となっている。