ディーアンドエムホールディングスは7月11日、マランツブランドより、USB DACを内蔵したプリメインアンプ「PM7005」を発表した。発売は8月上旬で、希望小売価格は100,000円(税別)。

「PM7005」

PM7005は、ハイレゾ音源に対応したDACを内蔵するプリメインアンプ。DACチップはシーラスロジックのフラッグシップ「CS4398」。USB接続の場合、192kHz/24bitまでのPCM信号、2.8MHzないし5.6MHzのDSD信号の再生に対応している。DSDは、ASIOドライバーによるネイティブ再生とDoPによる再生が可能だ。また、同軸デジタル・光デジタル入力からも、192kHz/24bitまでのPCM信号の再生が行える。

クロックは、44.1kHz系と48kHz系の2つを搭載。また、DACチップのそばに配置することで安定したクロック供給を実現している。デジタル回路は専用のシールドケースに入れられており、周辺回路へのノイズの影響を低減。PCからのノイズを排除する、トランス結合タイプのアイソレーターICも使用されている。

アンプは、フルディスクリート構成の電流帰還型。HDAM SA2とHDAM SA3を採用することで、高速性と高いスピーカー駆動力を実現している。電源回路には大型EIコアトランスと、マランツ専用にカスタムされたブロックコンデンサーを使用。

専用のシールドケースに入ったデジタル入力回路

フルディスクリート電流帰還型アンプ

定格出力は、8Ω負荷時が60W×2で、4Ω負荷時が80W×2。周波数特性は5Hz~100kHz(±3dB、1W、8Ω負荷)。全高調波歪率は0.02%(20Hz~20kHz 両ch駆動、8Ω負荷)となっている。

入力インタフェースはUSB(Bタイプ)×1基、同軸デジタル×1系統、光デジタル×1系統、アナログ×4系統、PHONO×1(MM)系統で、出力インタフェースはスピーカー×1系統、RECアウト×1系統、ヘッドホン×1系統を装備する。サイズはW440×D379×H125mmで、質量は10kg。消費電力は170Wだ。

「PM7005」の背面パネル