米Googleは6月25日(現地時間)、同社の開発者向けイベント「Google I/O 2014」において、大画面テレビ向けのプラットフォーム「Android TV」を発表した。シャープやソニーが2015年にAndroid TV搭載製品を投入する見込みだ。

Android TVは液晶テレビやセットトップボックス(STB)、ストリーミングボックス、家庭用ゲーム機になどに組み込まれる、OSのようなプラットフォームだ。大画面テレビにスマートフォンやタブレットと同等の機能をもたらすことを目的に開発された。

Android TVのホーム画面とコンテンツ再生中の様子 (以下、画像はすべてGoogle I/O 2014の基調講演動画より)

アプリやゲームも利用できる

Android TVを搭載した製品では、Google PlayやNetflixが提供している映画やドラマ、YouTubeの動画などを閲覧できるほか、Android対応アプリを利用したり、テレビにゲームパッドをつなげてAndroid対応ゲームを楽しめる。

Android TVは、スマートフォンやタブレット、スマートウォッチの「Android Wear」から操作できることも特徴。音声による検索や操作にも対応する。また、Chromecastのような「Google Cast」機能を搭載しており、スマートフォンやタブレットで再生しているコンテンツをAndroid TV対応テレビの画面に表示できる。

音声認識を使って、2002年以降のオスカーにノミネートされた作品を検索したところ

テレビにゲームパッドをつなげて遊べる

タブレットの画面でプレイするユーザー(向かって右の人物)と対戦中

開発パートナー企業を紹介。ソニーは2010年に「Google TV」対応製品を発売した実績がある