初の80 PLUS Titanium電源
Corsairの「AX1500i」は、「80 PLUS Titanium」認証に対応する定格1,500WのATX電源ユニット。80 PLUS Titaniumは、電源ユニットの変換効率に関する規定「80 PLUS」で新しく策定された最上位仕様である。店頭での販売が確認できたのはこの製品が初めて。TSUKUMO eX.での価格は60,188円。
80 PLUSの種類は、Titaniumで6種類目。80 PLUSでは、20%/50%/100%という負荷ごとにそれぞれ達成すべき変換効率が規定されていたが、最も厳しい負荷50%時の効率は、Platinumの92%からTitaniumでは94%に引き上げられた。また、負荷10%時の規定も追加され、低負荷時での効率の良さも求められるようになった。
■80 PLUSで規定されている効率(115V Internal) | ||||
10%時 | 20%時 | 50%時 | 100%時 | |
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無印 | - | 80% | 80% | 80% |
Bronze | - | 82% | 85% | 82% |
Silver | - | 85% | 88% | 85% |
Gold | - | 87% | 90% | 87% |
Platinum | - | 90% | 92% | 89% |
Titanium | 90% | 92% | 94% | 90% |
DSPを搭載し、リップルノイズやスイッチング損失を抑えることで、従来以上の効率の高さを実現した。ただ、奥行きが225mmとさらに長くなっているので、ケースとの干渉には注意が必要だ。冷却には14cmファンを搭載するが、30%程度の負荷まではファンが回転しないセミファンレス仕様になっている。