シャープは17日、プラズマクラスター技術を搭載した洗濯乾燥機「ES-TX940」と「ES-TX840」を発表した。発売は7月8日。価格はオープンで、市場想定価格は「ES-TX940」が税別150,000円前後、「ES-TX840」が税別140,000円前後となっている。
ES-TX940とES-TX840は、外側の槽に無駄な水を溜めない独自の「穴なし槽」と、イルカの尾びれを模した「WウイングドルフィンパルAG+」を搭載。竜巻状の巻き上げ水流を生み出して少ない水で洗濯できる「穴なしサイクロン洗浄」方式を採用している。これらにより、ES-TX940では、9kgの衣類を洗濯する際の使用水量が95Lというクラス業界最高水準の節水性能を実現した。
また、新たに搭載した光センサー機能「ECOeyes(エコアイズ)」が、洗剤の種類や洗濯水の汚れ具合などに応じて最適なすすぎ回数を設定するので、最大約10%の節水が可能だ。すすぎ回数を減らすと、人工知能「ココロエンジン」が音声で節水量を知らせてくれる機能も搭載。ココロエンジンは、少量の洗濯が続いた際に「まとめて洗えば電気代がお得になりますよ」など、省エネやエコにつながる洗濯のヒントもユーザーに音声で通知してくれる。
運転終了後には自動で洗濯機内部にプラズマクラスターイオンを放出し、カビ菌の繁殖を抑制する。パルセーター(洗濯槽底部の回転羽根)の裏側を含む洗濯機内部のすみずみまでプラズマクラスターイオンを行き渡らせ、洗濯機内部を常に清潔に保つ。
乾燥機能では、温風が上下2方向から槽内に吹き込む「ツインジェットノズル」を新たに採用。ハンガーに掛けたまま衣類を乾燥させる「ハンガードライ」機能、水で洗えない衣類をプラズマクラスターイオンによって除菌・消臭する「ハンガーリフレッシュ」機能も搭載した。
サイズは両モデルともW600×D650×H1,025mmで、重量は43kg。洗濯容量はES-TX940が9kg、ES-TX840が8kgで、乾燥容量は両モデルとも4.5kgとなっている。ES-TX940のカラーはゴールド系、ES-TX840のカラーはレッド系、シルバー系だ。