サンディスクといえば、信頼性の高いメモリカードで定評ある半導体メーカーだ。ウルトラプラスmicroSDXC 128GBは、UHS-I対応のmicroSDXCメモリカードで、最大転送速度は最大40MB/秒。仕様上は、最低10MB/秒のデータ転送速度を保証する「UHSスピードクラス1」(SDスピードクラスはClass10)だが、UHS-I対応のリーダー/ライターやPCのSDスロットを使う場合、実効速度は40MB/秒前後と考えて問題ないはずだ。

「サンディスク ウルトラ プラス microSDXC UHS-I カード 128GB」のパッケージ

カード本体は黒で文字は赤と、従来製品と比べてデザインが変わっている

SDXC/microSDXCカードの規格では最大容量2TBとされているが、現段階で市場に流通している製品としては、SDXCカードで256GBが最大だ(2014年6月現在)。そしてmicroSDXCにおいては、今回紹介するウルトラプラスmicroSDXC 128GBが最大容量となる。

付属品はSDXC変換アダプタのみで、店頭予想価格は35,000円前後。スマートフォンやタブレットのストレージ容量を大幅に増加できることを踏まえれば、購入を検討する価値はある。「待っていた!」と思った人も多いのではないだろうか。

SDXCカードリーダー用の変換アダプタが付属する

指先よりも小さいmicroSDXCカード。従来製品ではメモリチップの積層は8枚が限界だったが、ウルトラプラスmicroSDXC 128GBでは、メモリチップを薄く研磨することで16枚の積層を実現した

それにしてもこの小さなカードに、よくぞ128GBものメモリを収めたものだ。詳しくは別記事「最速・最大容量メモリーカードを矢継ぎ早に市場へ投入 - キーパーソンに聞くサンディスクの実力」ご覧頂きたいのだが、髪の毛よりも細いメモリチップを16枚も重ねることで、128GBを実現しているとのこと。一見すると他のメモリカードとは変わらないものの、最新テクノロジーが詰め込まれたカードだ。