僅差で1位を獲得したチームは…

素晴らしいところ、イマイチなところそれぞれあるとは思うが、こんなに難しい課題をプレゼンしただけでもどのチームもすごいではないだろうか。立派である。というわけで、優勝チームだが、なんと「らまぬじゃん」が獲得した!。予選3位通過から逆転しての優勝だ。総得点は680点。スーパー小学生の存在が大きかったか?。2位は、ほんわかトリオ。実は僅差で、673点。ちょっと、ダジャレがハイレベルすぎて、得点が伸びなかったかも知れない(笑)。もう1つ数学ダジャレが受けていれば、観客の評価が変わっていたかもしれない。そして3位がFUJIYAMADAとなった。657点。真面目な、最もプレゼンテーションらしいプレゼンテーションだったのだが、2チームから少し離されてしまった。ガウス積分は扱いやすそうだっただけに、ある意味、審査員側も知識が多かったためか、逆に見る目が厳しかったのかも知れない。何はともあれ、らまぬじゃん、おめでとう(画像18)。

画像18。優勝したらまぬじゃんチームの3名。次回は、さらにスーパー小学生の参加人数が増えるか?

というわけで、第1ステージの20問の解答と、問題16の詳細な解答、色塗りの参考例、そして第2ステージの素数の解答例のリンクを以下に掲載する。ダウンロードして、解答が合っているかいなか、確かめて見てもらいたい。パスワードは「op4th20140510」だ。

第1ステージ20問解答(画像のクリックでPDFの表示が可能)

第1ステージ問16の相関係数に関する解説つき解答(20問中最も難しいと思われる問題のため、別途解説がなされた)(画像のクリックでPDFの表示が可能)

第1ステージ色塗り問題解答例(画像のクリックでPDFの表示が可能)

第2ステージ解答例(画像のクリックでPDFの表示が可能)

ちなみに日本数学オープンはまだまだ発展途上で、今後どうしたいか、といった質疑応答も行われ、「社会人にとっては、公式はすっかり忘れていて厳しいので、資料の持ち込み許可をしてもらえないか」という話も出ていた。それに答えたのは桜井氏だったが、出題の仕方によっては、参考書だろうがノートPCだろうが、さらにはインターネットを使って会場にいないオーディエンスに答えを聞く、というのもありではないか、という意見も出た。それはそれで面白そうだし、それなら筆者も参加できそうなので、そういうスタイルなら次回は参加してみながら取材するのもありかな、と思う(引き続きチーム戦が行われる場合、チームを組んでいただく方の足を思いっきり引っ張りそうだが)。

また我こそはと思った人も、小学生から個人でも参加可能なので、ぜひその天才的頭脳を発揮するもよし、数学好きの仲間を増やすもよし。第5回は2014年秋に開催予定ということなので、ぜひ楽しみにしておいてほしい。ちなみに、桜井氏が「参加女性が少ない!」と嘆いていたので、桜井氏目当てでもOKなので(笑)、ぜひ次回は女性にももっと参加してほしいところである。