フィンランドのFuturemarkは、去る5月28日(現地時間)に3Dベンチマークソフト「3DMark」の新たなテストモード「Sky Diver」を発表した。そこで告知された通り、台湾・台北市で開催中のCOMPUTEX TAIPEI 2014でデモ映像が公開されている。
「Sky Diver」は、DirectX 11対応のゲーミングノートPCならびにミドルレンジPC向けのテストモード。一般的なノートPC用テストである「Cloud Gate」と灰パフォーマンスなゲーミングPC向けテスト「Fire Strike」の間に位置付けられ、DirectX 11に対応するモバイルGPUやメインストリームGPU、統合型GPUの性能ベンチマークに適しているという。
COMPUTEX TAIPEI 2014の主要PCベンダのブースにて、テストシークエンスの動画を公開している。テスト前のデモ映像は、銀色のウェアに身を包んだ女性が、「Sky Diver」の名にふさわしく、上空から渓谷の間を滑空。地上に降り立ち、そこから洞窟に入っていく様子が描かれる。
Graphics Test 1はデモと同様に滑空の様子、Graphics Test 2は、光の粒子が浮かぶ幻想的な洞窟内を歩く場面、Physicsはマグマが広がる洞窟内、またCombinedは洞窟内の仕掛けで壁が崩れる場面がテストとして使われるようだ。
Futuremarkでは、近日中に「3DMark」の無料版含む全エディションに「Sky Diver」を追加すると予告している。詳細について同社WebサイトとCOMPUTEX TAIPEI 2014で発表するとしているが、本稿を執筆している6日現在、追加情報はない。COMPUTEX TAIPEI 2014の会期は6月7日まで。会期中に新たな情報が出るか注目したいところだ。