タニタは22日、熱中症指数計「熱中アラーム TT-560」を発表した。発売は6月1日で、価格は税別5,000円。輻射熱を計測できる黒球温度計を搭載しているため、屋外でも正確な計測結果を得られるという。

熱中アラーム TT-560(写真では、危険度「注意」となっている)

熱中アラーム TT-560は、気温、湿度、暑さ指数(WBGT※)を計測、表示し、10分毎に熱中症発症の危険度を警告アラームなどで教えてくれる。危険度は「注意」「警戒」「厳重警戒」「危険」の4段階。

日本で初めて家庭用の熱中症指数計に、輻射熱を計測する黒球温度計を搭載した。そのため直射日光の当たる屋外でも正確なWBGTを求められるという。屋外と屋内ではWBGTの計測方法が異なるが、同製品は自動で屋外と屋内を区別し計測する仕様となっている。

サイズはW58×D36×H108mmで、重量は約65g。電源にはCR2032コイン形リチウム電池×1個を使用し、電池寿命は約3カ月(1日4時間使用した場合)。警告アラームの音量は3段階で、大(75dB)、小(65dB)、無しとなっている。携帯できるよう吊り下げ用アタッチメントとカラビナが付属する。

側面

背面

装着イメージ

※WBGTは人の熱収支に影響を与える湿度、日射や輻射など周囲の熱環境、気温の3つの要素を取り入れた指標。熱中症を予防する目的で国際的に利用されている。