プリント基板のネット通販サイト「P板.com」を運営するピーバンドットコム(P板.com)は、クリエイターのアイデアを具現化する日本最大規模のオリジナルハードウェアコンテスト「GUGEN2014」のWebサイトを開設したと発表した。また併せて、コンテスト開催に向けて、ハッカソン/アイデアソンを通じて課題解決のアイデアを考える場を提供し、アイデアのブラッシュアップやプロトタイプ作りを応援するさまざまな取り組みを本格的にスタートしたことも明らかにした。

「GUGEN2014」は、同社が開催してきたハードウェアコンテスト「電子工作コンテスト」を継承し、コンセプトを「ユニークなだけのハードウェアではなく、世の中の課題を解決できる実用的なハードウェアを世に送り出すこと」とし、2013年より開催されているコンテスト。

2回目となる今回は、「人々の実生活で役に立つものを生み出してもらいたい」というコンセプトを推し進め、ものづくりを行うすべての人たちに向けて課題解決のアイデアを考える場を提供し、アイデアのブラッシュアップやプロトタイプづくりを応援する新たな取り組みを開始するという。具体的には、コンテストの開催や表彰だけでなくさまざまな課題にフォーカスしたアイデアソンを各地で開催したり、応募されたアイデアに対して技術支援やマーケティング支援を行うなどの支援プログラムの展開が予定されているという。

そうした取り組みの第一弾として、4月13日に東京にて"GUGEN2014「コクヨ・ワコム」ハッカソン「未来の会議」"を開催したという。同ハッカソンは、「未来の会議」に役立つ新しいハードウェアについて考えるイベントで、新しいハードウェアの開発に興味のあるエンジニアやアイデアマンが多数参加されたとのことで、今後も引き続き、以下のようなプログラムを展開していく予定だという。

  • 6月 7日~ 8日 :大阪市アイデアソン&ハッカソン
  • 6月28日~29日 :福岡市アイデアソン&ハッカソン
  • 7月      :横浜市アイデアソン&ハッカソン
  • 8月      :"GUGEN2014 夏の三日間 Hirameki(閃光)"(会場/東京)
  • 8月~11月   :各種無料セミナー・勉強会
  • 12月     :「GUGEN2014」コンテスト展示会/授賞式

なお、これらのイベントで生まれた優秀アイデアは、具現化に向けてGUGEN実行委員会がプロトタイプの開発を支援するとしており、中でもHiramekiで入賞したチームには、試作品の開発資金の援助や技術支援などを行う予定だという。

GUGEN2014 Webサイト