ソニーモバイルコミュニケーションズは8日、同日発表された同社製スマートフォン「Xperia ZL2」と連携するリストバンド型のウェアラブルデバイス「SmartBand SWR10」を発表した。

発売は5月23日。同社直販サイト「Xperia Store」のほか、ソニーマーケティングが運営する「ソニーストア」、家電量販店などで取り扱い予定。価格はオープンで、店頭予想価格は税別9,800円前後。

「SmartBand SWR10」とXperia ZL2

「SmartBand SWR10」は、専用アプリと組み合わせ、Bluetooth 4.0(Bluetooth Low Energy)経由で端末と接続できるウェアラブルデバイス。歩行や運動、睡眠など毎日の活動に加え、撮影した写真や聴いた音楽の履歴など、さまざまな活動のログを記録できる。

本体の加速度センサーにより、睡眠サイクルを分析して眠りの浅いタイミングで目覚まし通知する「スマートウェイクアップ」機能や、Bluetooth接続が切れた際に通知する「接続範囲外アラート」、電話の着信やSMSの受信、SNS更新の通知機能なども搭載する。

本体には16KBのRAM、256KBのROMを内蔵し、IPX8、IP5X相当の防水・防塵性能も備える。製品はリストバンドとコア部分に分かれており、コア部分に加速度センサーやNFCなどを搭載。スマートフォンとの接続はNFC経由でペアリングできる。コア部はリストバンド部から外し、9色を揃える別売のオプションバンド(価格未定)に付け替えることも可能。

利用には、Android用のSmartBand対応ライフログ管理アプリケーション「Lifelog」および、スマートフォン/タブレットと接続している外部機器を管理する同社製アプリ「スマートコネクト」のインストールが必要。ログの記録はペアリング端末側となるが、最終的にはクラウド上に保存され(そのため利用には通信環境が必要)、機種変更をした場合でもユーザーが自身のログを閲覧できるようになっている。

対応端末はAndroid 4.4以降を搭載し、Bluetooth 4.0(Bluetooth Low Energy)に対応したスマートフォンとなるが、8日時点で同社が動作を確認した公式対象機種は、同日発表された同社製スマートフォン「Xperia ZL2」のみとなっている。同社は今後、Xperiaシリーズも含め対応端末を増やしていく予定。

本体サイズと重量は、コア部分がW40.7mm×D15.3mm×H7.8mmで約6g、リストバンド部がSサイズの場合約214mmで20g、Lサイズの場合約250mmで21g。リチウムイオン充電池を内蔵し、電池使用可能時間は約5日。本体には充電用のmicroUSBポートを設ける。

8日にKDDI、沖縄セルラーから発表された「Xperia ZL2 SOL25」