カシオ計算機は4月24日、時計の生産拠点であるカシオタイで、6月から電卓、10月から電子辞書の生産を開始することを発表した。

カシオでは、各生産拠点間でのリスク分散と今後拡大する海外需要への対応を目的に、カシオタイの将来的な機能拡張を視野に入れ、2012年に同社を約14万平米の敷地を有する現在の地に移転。プラスチック成形から組み立てまで一貫して時計を生産する工場として強化した。

今回、多品目でのさらなる安定供給を図るため、同社に第三工場を新設し、新たに電卓と電子辞書の生産を開始することを決定した。第三工場は月産110万個の生産能力を有しており、将来の増産や新規品目の生産にも対応できるよう拡張性を持たせたレイアウトに設計するなど、グローバルな生産体制の下でよりフレキシブルな生産が可能だという。