ソニーは4月24日、ソニー不動産株式会社を設立したことを発表した。

本社所在地は東京都中央区。資本金は2億5千万円で、ソニーによる100%出資子会社となる。代表取締役社長には西山和良氏が就任している。事業内容は不動産売買の仲介、賃貸管理、プロパティマネジメント、コンサルティングなどの総合不動産サービスで、8月1日の営業開始を予定している。

同社では現在、新たな空間活用コンセプト「ライフスペースUX」や、テニスプレイ時のフォームチェックを行うスマートテニスセンサーなど、既存の組織や事業体系の枠にとらわれない商品開発を行っている。さらに、新規技術や商品、サービスなどについて社内から提案されるアイデアをスピーディーに事業化するために、新規事業創出のための専門組織を4月1日付で設置。この取り組みにより、社内から寄せられた新規のビジネスコンセプト提案に対してビジネスモデルの検証を経た上で事業化が可能と判断した案件は早期実現を図るという。

今回発表されたソニー不動産の設立も、この取り組みの1つ。ソニー不動産では、顧客視点に立ったスキームの導入によりことで、新しい不動産総合サービスを提供するという。また、顧客にとって使い勝手がよいITシステムやコールセンターの導入により、利便性の高いサービスの実現を目指すとのこと。