ヤマザキマザックは4月16日、新型のNC装置「MAZATROL PREVIEW 3(プレビュー・スリー)」を搭載したファイバーレーザ加工機「OPTIPLEX 3015 FIBER Ⅱ(オプティプレックス ファイバー マークⅡ)」を発表し販売を開始した。

OPTIPLEX 3015 FIBER Ⅱ

OPTIPLEX 3015 FIBER Ⅱは、CO2レーザに比べて、集光効率が良く、高速切断が可能でランニングコストを低減できるファイバーレーザと新型のNC装置MAZATROL PREVIEW 3 を搭載し、さらには、X,Y 軸早送り速度120m/min の高い駆動性能がある。例えば、一般的な高出力CO2レーザ加工機と比較して、ステンレスの薄板加工で30%以上の生産性向上を実現する。また、CO2レーザ加工機では切断が困難であった銅・真鍮・アルミなどの高反射材も安定して加工することができる。

新型NC装置 MAZATROL PREVIEW 3は、業界最速のCPUを搭載し、レーザ発振指令の応答性の向上や最適加減速制御により加工時間を短縮する。また、CO2レーザでは必須のレーザガスや光学部品パージ用ガスが不要で、さらに電力を従来比42%(4kW 仕様)まで大幅に抑えたことで、保守性の向上、ランニングコストの低減、環境にも配慮している。