カシオ計算機は15日、Androidプラットフォームを採用した店舗支援端末に、キャッシュレジスター機能を備えたアプリを導入した業務効率化支援ソリューション「V-REGI」を発表した。無線LAN機能の有無で2モデルを用意。5月30日より発売する。価格はオープン。

ハードウェアとして縦型表示が可能な15.6型ワイドタッチパネル液晶(1,366×768ドット)を搭載し、ソフトウェアプラットホームとしてAndroid 4.2を採用する業務支援ソリューション。無線LAN機能を搭載する「V-R7100」と非搭載の「V-R7000」の2モデルを用意する。

アプリ「店舗支援システム(V-R7000への搭載例)

キャッシュドロアとの組み合わせ例

店舗での使い勝手を追求しており、ディスプレイはIP53準拠の防塵・防水性能を装備。水仕事の多い飲食店などでも安心して使用できる。停電が起きた場合のメモリ保護用に、リチウムイオンバッテリを内蔵。CPUはOMAP5432(1.5GHz)で、メモリは2GB、ストレージは16GBとなっている。

店舗支援システムとなるソフトウェアサービスは、売り上げ管理(レジ機能) / 顧客管理 / 予約管理 / 在庫管理機能を備えた統合アプリを導入。売り上げデータを核にして各機能を連携させ業務の効率化を支援する。

「多店舗運営用支援ツール」では、売り上げデータを本部に収集できるほか、本部から端末へのデータ配信も可能。レジ設定の一括変更など、本部と店舗の連携を前提に設計されている。

「ネットレジサービス」はVPN接続によるクラウドサービスで、セキュリティを確保しながら売り上げ集計管理や電子決済などを可能にしている。利用する場合は、別途CXDネクストとの契約などが必要。

本体サイズは約W400×D300×H335mm、重量は約7kg。VESA100mマウントに対応。オプションで、客用表示器 / プリンタ / キャッシュドロア / ハンドスキャナ / 磁気カードリーダ / 電子決済端末などが用意されている。