東芝ソリューションは3月25日、東芝の現地法人である、東芝アジア・パシフィック・タイ内に拠点を設置し、4月より東芝グループ各社、日系企業ならびに現地企業に対し、ICTサービスを提供する事業活動を開始すると発表した。

タイを拠点とした事業は、同社および親会社が提供するデータセンターを利用したクラウド基盤、およびクラウドサービスを提供しながら、タイの東芝グループで導入実績のある人事・給与ソリューション関連サービスを、日系企業向けに販売開始。今後、同社が長年培った技術やノウハウのある各種サービスを基にラインナップを拡充していく。

また、ASEAN地域に近接したインドとベトナムにある同社グループのソフトウエア開発会社(東芝ソフトウエア・インド、東芝ソフトウエア開発ベトナム)と連携することにより、低コストでかつ高品質のICTサービスを提供する。

さらに同地域において需要の高い、OCRや画像処理検査装置など、同社の特長ある技術力を活かした製品を、現地パートナーを通して日系企業ならびに現地企業に対し提供するというもの。

同社では、昨年4月のシンガポールに続き、タイに拠点を開設することで、成長著しいASEAN地域でのさらなる事業拡大を図っていく。