デノンは3月14日、「MUSIC MANIAC」シリーズのインナーイヤーヘッドホン3モデル「AH-C120MA」「AH-C120M」「AH-C50MA」を発表した。発売は4月。価格はオープンで、推定市場価格は、AH-C120MAが9,980円前後、AH-C120Mが8,980円前後、AH-C50MAが4,980円前後(税込み)。

上段が「AH-C120MA」(左)で、「AH-C120M」(右)。下段は「AH-C50MA」

デノンは2012年7月より、ヘッドホンブランド「Lifestyle」を展開している。Lifestyleブランドでは、ユーザーのライフスタイルをカテゴライズし、それぞれのスタイルにマッチするサウンド、機能、デザインを持ったモデルをラインナップしている。MUSIC MANIACは、Lifestyleブランドのなかでも、音楽リスニング向けに特化したシリーズ。インナーイヤータイプは現在、デュアルBA(バランスド・アーマチュア)ドライバーを採用した「AH-C400」、フルレンジBAドライバーを採用した「AH-C250」の2モデルがラインナップされている。

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AH-C120MAとAH-C120Mは、φ11.5mmのダイナミック型ドライバーを採用したモデル。AH-C50MAはφ9mmダイナミック型ドライバーを採用したモデルだ。マグネットはいずれもネオジウム。ハウジングは、AH-C120MAとAH-C120Mがダイヤカットされた光沢削り出しのアルミとABS樹脂を組み合わせた「アルミニウム・ハイブリッド・ハウジング」で、AH-C50MAはエラストマーとABS樹脂を組み合わせたハイブリッド・ハウジングだ。いずれも、耳にフィットするエルゴノミクスデザインとなっている。

また、ドライバー前後の音圧バランスを調整する「アコースティックオプティマイザー」と、ハウジング内のケーブルを弾力性のある素材で支える「ラジアルカスケードダンパー」も採用されている。

再生周波数帯域は、AH-C120MAとAH-C120Mが5Hz~24kHzで、AH-C50MAが20Hz~23kHz。インピーダンスは、AH-C120MAとAH-C120Mが32Ωで、AH-C50MAが16Ωだ。感度は、AH-C120MAとAH-C120Mが106dB/mWで、AH-C50MAが103dB/mW。最大入力はAH-C120MAとAH-C120Mが250W、AH-C50MAが100mWとなっている。

ケーブルは、芯線にOFCを採用しており、長さは1.3m。AH-C120MAとAH-C500MAは、Androidスマートフォン、iPhone/iPod touch/iPadに対応した1ボタンリモコンマイクを装備している。ケーブルを除いた質量は、AH-C120MAが7.3g、AH-C120Mが5.2g、AH-C50MAが4gとなっている。

イヤピースは、AH-C120MAとAH-C120MががS/M/LのシリコンイヤピースにComplyイヤピースで、AH-C50MAはXS/S/M/Lのシリコンイヤピース。