東芝は3月6日、「REGZA Tablet AT503」用のアプリ「家電コンシェルジュfor REGZA Tablet」の配信を開始した。AT503にプリインストールされているアプリ「東芝サービスステーション」から無料ダウンロードできる。

東芝グループでは、ECHONET Lightに対応したHEMS環境「フェミニティ」を展開している。「家電コンシェルジュfor REGZA Tablet」は、フェミニティに対応したスマート家電をコントロールするためのアプリ。東芝ホームアプライアンスが販売するルームエアコン(「RAS-GDR」シリーズ2013年モデル)、冷蔵庫(GR-G56FXV・GR-G51FXV)、洗濯乾燥機(TW-Z96X1)、東芝ライテックが販売するLEDシーリングライト(LEDH80120YLC-LT2・LEDH81120YLC-LT2・LEDH82120YLC-LT2・LEDH82010YXLC-LT1)の操作が可能だ。

「家電コンシェルジュfor REGZA Tablet」の画面イメージ

従来、フェミニティでは、ホームゲートウェイと呼ばれる機器を使用して、家電製品をネットワークに接続していた。今回発表された家電コンシェルジュfor REGZA Tabletは、スマート家電のコントロール機能に加えて、タブレットにソフトウェアとしてホームゲートウェイ機能を組み込んだもの。フェミニティ対応機器の多くは、家電用のBluetoothアダプター「HAアダプタHNW-ADB1」が利用可能だ。家電コンシェルジュfor REGZA Tabletを使うことで、ホームゲートウェイを使用するよりも配線などの制約が少なく、手軽にスマート家電環境を構築することができる。

【左】エアコンの操作画面、【右】冷蔵庫の操作画面

【左】洗濯機の操作画面、【右】シーリングライトの操作画面

また、同社では、スマートフォン用のアプリ「RZ家電リモ」も同時公開している。RZ家電リモは、外出先から家電コンシェルジュfor REGZA Tabletにアクセスすることで、家電製品の操作を行うアプリ。現在対応しているのはエアコンの電源のオン・オフと、温度調整のみとなっている。RZ家電リモはiOS対応のアプリで、AppStoreから無料でダウンロードすることができる。