実際に、どのように利用できるのか?

CarPlayがどのような技術で、実際にどうすれば利用できるかは、AppleのCarPlayページを見れば一目瞭然だ。CarPlay対応をうたう車のモデルでは組み込み式ダッシュボードからタッチパネルによる画面操作や情報の確認が行えたり、ハンドル上に組み込まれた専用ボタンで"アイズフリー"による画面視認なしでの音声コントロールが行えるようになっている。また、これ以外にもノブやダイヤル、ボタン経由でCarPlay操作が可能になっているモデルもあるとのことで、今後の対応が楽しみだ。

ハンドル上の専用ボタンから使用可能

タッチパネルで操作

ノブを使用

またプレスリリースによれば、対応要件はiPhone 5以降のLightning端子搭載機種にiOS 7の最新アップデートを組み合わせたものとなっており、車側にはLightningケーブルもしくはLightning端子の露出したドックが用意されている状態だと考えられる。どのように設置するのかは車のモデルしだいだと思われるが、充電しつつCarPlayでの制御が可能になるだろう。CarPlayの動作イメージをまとめたVolvoの紹介ビデオがYouTube上にアップロードされているので参照してみてほしい。


いずれにせよ、CarPlayが起動することで制御がiPhone側から車載ダッシュボードへと移り、利用者はiPhoneを直接操作せずとも、その機能を車のタッチパネルや専用ボタンから利用でき、さらには音声による操作やアシストも得られる。従来のカーナビ等ではなかなかみられなかったものだが、最近の大きく進化したスマートフォンや高速回線の登場により、手軽にこうした高度な技術が利用可能になった。