データベースを横断して安否確認

続いて同社プロダクトマネージャーの牧田信弘氏が登壇し、Googleパーソンファインダーの機能拡充について説明した。同サービスは、災害時において友人や家族の安否を確認する手助けとなるもの。今回、新たにNTTレゾナントが運営するサイト「J-anpi~安否情報まとめて検索~」に登録された情報が参照できるようになった。J-anpiは企業・団体・自治体が保有する安否情報を検索・確認できるサービス。これにより利用者は、Googleが提供するパーソンファインダー、NTTレゾナントが提供するJ-anpi、携帯電話各社の提供する災害伝言板を使い、データベースを横断して安否確認できるようになった。

登壇するプロダクトマネージャーの牧田信弘氏(写真左)。パーソンファインダーが機能を拡充した

「同一のUI上で検索を行える。有事に、色々なサイトで検索する煩わしさがなくなる」と牧田氏。多言語化も進めており、現在79か国語で利用できる。また、SMSを活用したパーソンファインダーも開発中だ。これはメールで安否確認できるサービス。通信インフラの弱い被災地域での活用を想定している。例えば「Search Michael」などのテキストをSMSで送ると、安否情報がメッセージで返信されるという。

パーソンファインダーとJ-anpiの間で、相互にリンクが貼られるようになった

79か国語に対応、SMSを活用したパーソンファインダーも開発中