また、さらにPayPalを利用したオンライン決済時の認証にも活用できる。実際に試してみたが、指紋認証の精度もや反応も申し分なく、手軽にセキュリティを高められると感じた。

ホームボタンには指紋認証センサーをあらたに内蔵

あらかじめ指紋とパスワードを登録しておけば、簡単にセキュリティを高められる

カメラ機能も大きく進化した。まず、コントラスト検出と位相差センサーを組み合わせ、オートフォーカスの合焦速度が約0.3秒と大幅に高速化。実際にカメラ機能を使ってみても、一瞬で合焦し次々に写真が撮影できるのはかなり気持ちが良かった。また、HDR機能の向上や、撮影後に画像のボケ具合を調節できる「Selective Focus」機能も新たに搭載された。カメラの設定メニューには、非常に多くの設定項目が並び、高機能さが伝わってくる。また、動画撮影機能は4K動画の撮影を初めてサポートしている。

メガピクセルのリアメインカメラは、高速合焦、HDRや撮影後のボケ調節、4K動画撮影など機能が大きく進化している

合焦速度は約0.3秒と非常に速く、サクサクと連続で撮影が可能だった

カメラアプリの設定メニューには、このように多くの機能が並ぶ

4K動画の撮影もサポートされた

カメラ下部にはLEDフラッシュの横には心拍計が搭載されている。これもGALAXY S5の目玉機能のひとつだ。心拍計測アプリを起動し、リアカメラ下部の心拍計測センサーに指を当てることで皮下の血流を検知し心拍数を計測する。実際に試してみても、非常に簡単かつ手軽に計測できる。また、アプリで日々の心拍数を記録できるので、健康管理に大いに役立つと感じた。

カメラ下部に心拍計を内蔵。指を置くだけで手軽に心拍数が計測できる

計測した心拍数はアプリで管理。日々の変化もチェック可能だ

ところで、GALAXY S5では、バッテリ消費を最小限に抑え、10%の残量でも24時間の待ち受けを可能とする「Ultra Power Saving Mode」が搭載される。これは、Samsungの日本向けオリジナル端末「GALAXY J」で「緊急時長持ちモード」として搭載された機能とほぼ同じもの。Ultra Power Saving Modeはメニュー構成などに違いはあるが、輝度を落としたモノクロ表示となり、不要な機能が全て停止される点などは全く同じだ。

GALAXY Jの「緊急時長持ちモード」と同等機能となる「Ultra Power Saving Mode」。不要な機能が停止され、モノクロ低輝度表示となる

(記事提供:AndroWire編集部)