各インタフェースには防水用のカバーが
ARROWS Tab QH77/Mは、防水・防塵がウリということで側面の端子類にはカバーが取り付けられている。QH77/Mが対応する防水規格はIPX5/7/8。その条件を説明すると、IPX5は内径6.3mmの注水ノズルを使い、約3mの距離から最低3分間あらゆる方向から12.5L/分の噴流を当てても平気。IPX7は常温の水道水かつ静水の水深1mに沈めて約30分間放置しても平気。IPX8はIPX7の条件のうち、水深を1.5mにしたものとなっている。同じく対応する防塵規格のIP5Xは、直径75μm以下の塵埃を入れた装置内で8時間撹拌させても問題なく動作するという内容だ。
搭載するインタフェースとそのレイアウトは下記の通り。ボディサイズを活かして通常サイズのUSB 3.0が用意されているのはありがたい。左側面のショートカットボタンを押すと、画面をキャプチャしてWindows標準のペイントに展開してくれる機能も便利だ。底面にはNFCと同社十八番の指紋センサーを備えており、スマートフォンとの連携やセキュリティの強化に利用できる。
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左側面にはAC電源コネクタ、排気口、電源ボタン、ボリューム調節ボタン、ショートカットボタンなどを備える |
右側面の端子類は、ほとんどがカバーの中に収められている。ヘッドホン/マイク兼用端子のみが露出している |
ワコム製のスタイラスペンは1,024階調の筆圧感知
QH77/Mにはワコム製のスタイラスペンが標準で付属する。IPX2準拠の防滴仕様で、ちょっと濡れても使用でき、1,024階調の筆圧感知にも対応する。また、タブレット形状でWindows 8.1のデスクトップ画面を操作する際、指タッチでは細かいところをピンポイントにクリックしたり、右クリックメニューを出すのに難渋するのでかなり重宝する。もちろん、Microsoft OneNote 2013などで手書きメモに活用するのも王道的な使い方だ。タッチパネルには傷や衝撃に強い高強度ガラスDragontrailを採用している。